内容説明
食糧輸入大国日本の現実。日本の穀物自給率、わずか29%。すでに、輸入を抜きにして日本の食糧・農業問題は語れなくなってしまった。しかし、世界的な異常気象、農耕地の減少が続くなか、将来も、今と同じように食糧を輸入できる保証はなにもない。では、どうしたらよいのか。飽食が言われる日本の現実をみつめ、この問題についてじっくりと考えていただきたい。
目次
1章 1993年の教訓
2章 西暦2000年の世界食糧地図
3章 ガット・ウルグアイ・ラウンドの正体
4章 アグリビジネスの謎
5章 崩壊する日本農業の未来
6章 きたるべき食糧難の時代に備える