出版社内容情報
マーケティングの世界では、「P&Gマフィア」というワードが注目されている。P&G出身で、その後、日本企業で大活躍しているマーケターたちを指す。
USJを再生した森岡毅を筆頭に、マクドナルドを再生した足立光、ダノン、ユニリーバなどで活躍した音部大輔、ロート製薬で活躍した西口一希、日本ダイソン社長などを務めた和田浩子、フェイスブックJAPAN社長を務めた長谷川晋など錚々たるビジネスパーソンたちである。
そのP&Gマフィアの最後の大物がついに登場する。P&Gで「SK-Ⅱ」「ファブリーズ」「JOY」、日本コカ・コーラで「綾鷹」「からだすこやか茶W」「太陽のマテ茶」「檸檬堂」などの大ヒットを連発した伝説的マーケター・和佐高志氏である。彼は、誰もが知っている商品、誰もが見た記憶のあるCMばかりを手がけてきた。
そして自身のイノベーションと歴史上の世界のイノベーションを比較したとき、共通した「ある法則」があることに気がついた。この法則を使えば、誰でもイノベーションを生み出せるという。
ただしイノベーションをビジネスとして成立させるためには、「8つの信念」も必要だという。その法則と信念を、自身の経験を交えながらわかりやすく解説する。
内容説明
綾鷹、檸檬堂、からだすこやか茶W、SK‐2、ファブリーズ、ジョイ…なぜ私はメガヒットを連発できたのか?
目次
第1章 P&Gでマーケティングをゼロから学ぶ―消費者を理解することが出発点
第2章 日本コカ・コーラで誰もできなかったお茶の再生に成功する―ヒット商品に必要なのは「エッジ」
第3章 大きな3つの失敗からの貴重な学び―失敗は成功へのステップ
第4章 日本コカ・コーラで実は苦戦していたコーヒーを再生する―忖度は悪である
第5章 日本コカ・コーラで初めてのアルコール飲料を開発する―殻を破る勇気
第6章 「イノベーション」をイノベーションする―42の便益を活用せよ
第7章 ビジネスを必ず成功に導いてくれる8つの信念―私が大切にしている心の持ち方
著者等紹介
和佐高志[ワサタカシ]
1990年、同志社大学文学部新聞学科卒業後、P&Gジャパン・マーケティング本部入社。医薬品、紙製品のマーケティングに始まり、化粧品&スキンケア、洗濯関連カテゴリー等を担当。ブランドと人材育成の実績を重ね、ブランドマネジャーからマーケティングディレクターへ。2006年、紙製品、化粧品&スキンケア事業部担当のジェネラルマネジャーとして、P&Lの責任を持つ。2009年より、日本コカ・コーラのお茶カテゴリーマーケティング責任者。「太陽のマテ茶」や「からだすこやか茶W」などの新製品発売および「綾鷹」ブランドの立て直しなどによるお茶カテゴリーV字回復を実現。2023年、同社を退社。株式会社Jukebox Dreams(ジュークボックスドリームズ)を設立、同社代表取締役CEO就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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