出版社内容情報
生物としての人間の成功に大きく貢献した意識。解明不能と言われた「意識の秘密」がついに明かされる
内容説明
これまで数十年にわたって、多くの哲学者や認知科学者は「人間の意識の問題は解決不可能」と結論を棚上げしてきた。本書でダマシオ教授は、神経科学、心理学、哲学、ロボット工学をはじめとする多様な知見から、明快に答えを示している。
目次
第1章 人間という存在について(はじめに言葉はなかった;生きる目的とは ほか)
第2章 心、そして表象という新しい技術について(知性、心、意識;感知することは意識することとは違い、心がなくてもできる ほか)
第3章 感情の仕組みについて(感情の始まり―その準備段階;情緒 ほか)
第4章 意識と認識のかかわりについて(なぜ今、意識が重要なのか?;自然な意識 ほか)
第5章 エピローグ―公正な視点から(意識の神話を超えて)
著者等紹介
ダマシオ,アントニオ[ダマシオ,アントニオ] [Damasio,Antonio]
南カリフォルニア大学ドーンシフ記念教授。脳・創造性研究所所長。専門は神経科学、心理学、哲学。神経科医と神経科学者として学び、神経科学、心理学、哲学分野に影響力が強く、感情、意思決定および意識の理解について、重要な貢献をしている。世界で最も引用される科学者の一人である。直近の研究はロボット工学におけるホメオスタシスの役割にフォーカスされている。ナショナル・アカデミー・オブ・メディシンのメンバー、アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・サイエンスのフェローである。ペソア賞、アストゥリアス皇太子賞(学術・技術研究部門)、グロマイヤー賞、本田賞、国際フロイト・メダル、ポール・マクリーン賞など多くの受賞歴がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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