死の講義―死んだらどうなるか、自分で決めなさい

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死の講義―死んだらどうなるか、自分で決めなさい

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  • サイズ 46判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478111192
  • NDC分類 161
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本書は、死んだらどうなるかの話。といってもスピリチュアルな本ではなく、「死」とは何かについて、知の達人橋爪大三郎氏が、宗教社会学の視点から鮮やかに、説明する本。

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生き物はそもそも、すべて死ぬのです。しかし、生き物は、死ぬそのときまで、死ぬと思っていません(たぶん)。人間は違います。うんと小さい子は別として、ちょっと知恵がつくと、みんな死ぬらしい、自分も死ぬだろう、と思うようになります。

では、死んだらどうなるとわかっているのでしょうか。(中略)そう、複雑な社会には宗教というものができるのです。いくつも宗教がある。それは、死んだらどうなるか、の考え方がいくつもあるということです。

これまで人類に大きな影響を与えた宗教は、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教、仏教、の五つです。それぞれ、人間は死んだらどうなるか、についてしっかりした考え方をもっています。

そこでこの本では、これらの宗教が、人間は死んだらどうなると考えているのか、詳しく追いかけることにします。(本書の「はじめに」より)

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死んだらどうなるのか、死んでみるまでわからない。だから、死んだらどうなるのかは、自分が自由に決めていい。宗教の数だけ、人びとの考え方の数だけ、死んだらどうなるのか、の答えがある。そのどれにも大事な生き方が詰まっており、人生の知恵がこめられている。



コロナ禍で「死」をこれまで以上に身近に感じている多くの人々に読んでほしい一冊。

内容説明

キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教、仏教…世界は、宗教は、死をこのように考える。

目次

1章 死ぬということ
2章 一神教は、死をこう考える
3章 インドの文明は、死をこう考える
4章 中国文明は、死をこう考える
5章 日本人は、死をこう考える
6章 死んだらどうなるか、自分で考える

著者等紹介

橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。大学院大学至善館教授、東京工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

108
題名は「死」ということで若干引く方もいられると思いますが、中高校生向けに書かれた宗教についてのわかりやすい本だと思いました。私は哲学がほとんど苦手でなのですがこのような本だと比較的理解が進みます。この分野についての世界各地での考え方やその歴史的な観点からの流れを説いてくれます。特に日本人の死についての考え方は参考になりました。2025/05/06

trazom

91
「死の講義」と言うより、西洋の一神教、インドの宗教(バラモン、ヒンドゥー、仏教)、中国の思想(儒教、道教)、日本の死生観(神話、神道、念仏宗、禅宗、法華宗、江戸儒学、国学)を、「死」を切り口に解説したという一冊。各思想を余りにも単純化しすぎという懸念はあるが、「中学生でも読めるように、わかりやすく書く」という宣言通りの丁寧な記述である。死に無頓着な儒教、地獄を意識する道教、黄泉の国の国学、永遠の命の一神教、輪廻のヒンドゥー教など、選り取り見取りの死生観を紹介した上で、橋爪先生の結論は「自分で決めなさい」。2020/11/26

にいたけ

45
「いよいよ死にそうになった時には、じっくり考える時間がありません。気力も体力もないかもしれない。そうするうち、死んだらどうなるかもはっきりしないまま、死んでしまう。もったいないことです。せっかく死ぬのに」はじめにの一文が心に響いた。世界は死をどう捉えてきたのか中学生レベルの文章でわかりやすく解説。一神教の人が40億いるとか中国に神はいないとか神道解釈の政治利用とか目鱗いっぱい。世界の捉え方がこんなに異なる人達がいることがわかったことが一番の収穫。手元に置いて何度もよみたい良書☺️2024/06/22

禿童子

32
「死」に対する見解の分類を介して、無神論、一神教、多神教、儒教、仏教、神道など、各宗教の死後の見方を明快に説明する。中学生にもわかる平易な説明を心がけたというが、人生経験のある人でないと読みこなせないのでは。とはいえ、合理主義の穴である「偶然」を宗教が対象にしているという論の立て方はうまい。国学を、儒学の方法論による神道の再構成とするのは橋爪ならではの卓見。忠孝一如、生死の超越など日本独特の観念も取り上げている。ただ、パターン分けしたことで各派の宗教感情がやや平板に見えるのが気になる。2023/11/29

こまり

28
いつだったか、新聞で紹介されていて面白そうと思い読んでみた。他者の死は経験できるが、自分自身は死を経験することは出来ない。経験した途端に存在しなくなるのだから。「死は必ず生きている途中でやってくる。でもそれが、終わりである。途中なのに終わり。……これに立ち向かうには、いつ終わってもいいように生きる、これしかない。」本当にそう思う。でも、そんな覚悟もないまま日々を生きているなぁ。そして急に終わりになるのかなぁ。命って何だろう。宇宙の不思議を感じる。2023/03/06

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