内容説明
都内で働く長門つぐみは、祖母の遺言で、九十九館という洋館を相続することに。九十九館は柏木という青年が管理人となり、他に数名の下宿人がいるという。何度か九十九館に訪れるうち、つぐみは下宿人たちとは違う、不思議な存在に気付く。どうやら九十九館には何かが隠されているようだった。それと同時に、二年つきあっていた恋人の圭介との関係もぎくしゃくし始めて?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
22
不思議な存在とあったので、幽霊と同居してるとかそんな話かなと勝手に思っていたので、予想外の方向に話が進んでいきました。不思議な力を持った人間の、不思議な力を押さえる事の出来る謎の存在。一緒にお茶会をすることでその恩恵が受けられるというのも不思議な話なのですが、それは何故なのかが分からないまま終わったのが気になります。そして、館の住人が良い人達だからこそ、つぐみの元彼や職場の人間の最低さに何だかなと思ってしまいました。2022/06/05
しましまこ
15
祖母から相続した洋館で真夜中のお茶会、てっきりラブコメかと思えばFT?続きが欲しいよ。2024/06/29
ううち
10
初読み作家さん。不思議な洋館というファンタジーテイストと、現実のリアルさが入り混じるストーリーでした。元カレは怖すぎる。 季節やお菓子ごとに色々と選べる茶器があるのはいいですね。2025/06/07
なつき
9
祖母が亡くなり九十九館を相続したつぐみ。九十九館に住んでいるのはワケありの人たちばかりで、どうしてもつぐみが必要だと言うが…。なんとなくどこかで読んだような設定が多くて、新しさが感じられないのですが、文章は読みやすい。能力者たちのシェルターとなる九十九館、そこに棲むカンパネルラ、1巻はつぐみの周囲を片付けることで終わったので、住人たちにスポットを当てた続編もあるのでしょうか。2018/10/29
ばんび
8
好きな雰囲気のお話だった。 今後も読みたい。2020/07/14
-
- 電子書籍
- 月刊少女野崎くん 16巻【デジタル版限…
-
- 電子書籍
- 19世紀末備忘録【タテヨミ】第51話 …