「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた―「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る

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「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた―「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る

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  • サイズ 46判/ページ数 486p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478109373
  • NDC分類 420
  • Cコード C0042

出版社内容情報

猫は、獲物をつかまえるために知性が発達させたが、それと同時に、トラブルに巻き込まれてもたやすく抜け出すための重要なスキルをいくつも発達させた。



その中でも一番よく知られているのが、「ネコひねり」「猫の宙返り」、「キャットツイスト」などといろいろな名前で呼ばれてきたテクニックである。猫は高いところから落ちると、最初にどんな姿勢であっても必ず足から着地するという驚きの能力を持っているのだ。また、たった数十センチメートルの高さから落ちても、何分の一秒かで宙返りしてしっかり着地できるのだ。



「ネコひねり問題」とは、猫の空中立ち直り反射を科学的に説明する問題である。人類は大昔から、この愉快な問題に興味をそそられ、数多くの天才が、物理、光学、数学、神経科学、ロボット工学などのアプローチからその謎に迫った。ときには、ヘビやニワトリやウサギの宙返りを調べたりもした。科学者がこの問題を掘り下げれば掘り下げるぶんだけ、愛すべき猫たちの行動に隠された驚きの事実が次々と明らかになった。



本書は、猫を偏愛する物理学者グレゴリー・グバーが、「ネコひねり問題」の謎をひもといていくサイエンス読み物。この難問をめぐる科学者たちの真摯かつ愉快な研究エピソードの数々を紹介する一冊!



また、ニュートン、アインシュタイン、ハッブルなど猫に魅せられた科学者たちの猫愛も紹介する。

内容説明

ネコはなぜ高いところから落ちても足から着地できるのか?実は超のつく難問!科学者たちはあらゆる知見を総動員して挑んだ。

目次

「ネコひねり問題」に魅かれた有名物理学者たち
謎は解明されたか?
馬の運動
フィルムにとらえられた猫
回って回って
地球を揺るがす猫
猫の立ち直り反射
猫、宇宙へ!
謎を隠しつづける猫
ロボット猫の進化
いまだ残る数々の難題
猫の宙返りと基礎物理学
科学者と猫

著者等紹介

グバー,グレゴリー・J.[グバー,グレゴリーJ.] [Gbur,Gregory J.]
ノースカロライナ大学シャーロット校、物理学・光科学教授。飼っている猫の大家族、サーシャ、ゾーイ、ソフィー、クッキー、ラスカル、マンダリン、ドリー、ミツィー、デイジー、ホッブズ、そしてもう死んでしまった、サイモン、サブリナ、フラフ、ゴールディ、マイロをこよなく愛す

水谷淳[ミズタニジュン]
翻訳家。主に科学や数学の一般向け解説書を扱う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

237
本書の読者層は何処に想定しているのでしょうね。と言うのも、物理学徒からすると「これぢゃない感」を感じるんじゃないかなぁと思うんですけど。どうかなぁ。中々の厚さの本で、多分10ヵ月位掛けて少しずつ読み進めました。理論と観測が一致しないのは、心中穏やかではないですね。そんな科学者のソワソワ感を共有したりしてニマニマするのと、そして解き明かして行き成る程と思うのかなぁと思いました。確かにそんな件もありますが。派生した内容も良いですけど、余りにもくどく感じましたね。それを熱量と感じるかが分かれ目なのかも。2023/04/16

trazom

121
科学者が真剣に悩んできた「ネコひねり問題」の歴史。「内耳の加速をきっかけに頭部を回転させ、反射によって身体を回転させて体全体が捻じられる」という生理学の説明が決定版と思いきや、それが、角運動量保存則やアインシュタインの等価原理に反するという物理学からの反論に直面する場面が面白い。ネコひねり問題は、無重量状態での体の動かし方という宇宙の課題やロボット工学にまで波及し、更に、地球物理学や量子論、位相幾何学とも関連していると知り昂奮冷めやらない。難しい理論解説を避け、エピソード豊富で楽しくユニークな科学読み物。2022/07/29

コットン

86
猫の宙返りして足から着地する不思議について科学者たちの検討を(1700年から1900年代後半まで)記述した本。ニュートン、マックスウェル、アインシュタインという錚々たるメンバーも間接的に関係していたりするが、神経科学や宇宙の話にも発展していて奥が深い。当然といえば当然ですが、猫ひねり問題については写真の発展によって明らかにされたことが大きい。医学者チャールズ・シェリントンの出生や、神経細胞どうしの重要な連結点である「シナプス」という概念を導入した人でもあり印象に残った。ご愛嬌は猫が論文の著者になったこと。2022/11/03

たまきら

44
あはは。この本は色々科学者がこねくり回してありますが、結局は「猫は解明が難しいから魅力的」「インドア科学者がうまくいくペット」という共通項があり、猫好きが楽しめる本です。…Buttered Toast Cat Paradoxとか。あ、このパラドックスについてはぜひ画像検索してみてください。まじめにこんなことしてるんだから、もう。2022/12/19

道楽モン

28
おそらく有史以前から説明できなかった「どんな高さから猫を落としても見事に着地する」問題。ようやく人類の科学が追い付いて、なんとか理論的な説明が見えてきた。その解明の過程は、科学技術や数学・物理、医学などの滔々なる進歩と共に歩んできた。さらに、この猫の能力はスポーツやロボット工学、果ては宇宙開発への貢献も少なくはない。この本は、人間の膨大な歴史において、時の科学者たちが解明に向けいかに努力をしたのかという側面から、科学史を整理したものだ。歴史上の有名人たちの関わりは勿論、ちょっとしたエピソードも楽しい。2022/11/15

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