内容説明
経営企画部のアウトソースによる究極の経営手法。「自前主義」の経営から脱却し、複雑化・高度化する経営課題に立ち向かえ。
目次
第1章 「失われた二〇年」から「失われた三〇年」へ―日本経済が抱える課題の本質とは?(カネボウ、ダイエーの再生で浮き彫りとなった日本の課題;なぜ日本の産業構造転換は遅れたのか?;なぜ日本企業は低収益体質を克服できないのか?)
第2章 自前主義のマネジメントこそが構造転換の障壁―日本企業の抱える課題と対応策とは?(「日本型マネジメント」は限界に達している;複雑化するマネジメントの実態とは?;リストラだけの収益改善策では行き詰まる;「経営企画部」だけでは解決できない問題がある)
第3章 リスクを織り込んで攻めの経営をするには?―混合的意思決定が求められている(従来の意思決定メカニズムの課題とは?;「混合的意思決定」が求められている;ハイブリット(複合)型コンサルティング・ファームの特徴)
第4章 ケーススタディで見る意思決定のあり方―事業再生を成功に導くヒント(“製造業”カネボウの事業再生;“流通業”ダイエーの事業再生;“地方コングロマリット”A社の事業再生;“消費者金融業”B社の事業再生;“流通業”C社の事業再生;“製造業”D社事業再生)
第5章 日本企業の再生と発展のための提言―外部コンサルティングのメリットとは?(総合的ビジネスジャッジのすすめ;業務効率化のアウトソースから経営企画のアウトソースへ)
著者等紹介
大西正一郎[オオニシショウイチロウ]
早稲田大学法学部卒業。1992年に東京弁護士会弁護士登録。奥野総合法律事務所に勤務。1997年にパートナー弁護士に就任。2003年に産業再生機構に入社し、マネージング・ディレクター就任。2007年にフロンティア・マネジメントを設立し、代表取締役に就任
松岡真宏[マツオカマサヒロ]
東京大学経済学部卒業。野村総合研究所、バークレイズ証券会社を経て、1997年に現在のUBS証券会社に入社。1999年に株式調査部長兼マネージング・ディレクターに就任。2003年に産業再生機構に入社し、マネージング・ディレクターに就任。2007年にフロンティア・マネジメントを設立し、代表取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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