出版社内容情報
ヴァイオリン奏者にとって深刻な問題であるステージにおける「あがり」のさまざまな側面を分析し、「楽器や弓を落としそうになる」「弓が震える」「音程が外れる」「曲を忘れてしまう」など、具体的な恐れとその原因、治療法と練習法について、ていねいに解説。ヴァイオリンを演奏する人にとって福音の書。
カトー・ハヴァシュ[カトーハヴァシュ]
著・文・その他
今井 理瑳[イマイ リサ]
翻訳
藤本 都紀[フジモト トキ]
翻訳
内容説明
「楽器や弓を落としそうになる」「弓が震える」「音程が外れる」「曲を忘れてしまう」etc.ステージにおける「あがり」は、特にヴァイオリン奏者にとって深刻な問題だ。これら「あがり」がもたらすさまざまな症状と、その治療法と練習法を具体的に示した本書は、ヴァイオリンを演奏する方のみならず、「あがり」に悩むすべての音楽家にとって必ず役に立つこと間違いなし。
目次
1 総論
2 ハンガリーのロマ・ヴァイオリニスト
3 あがりの身体的側面
4 あがりの精神的側面
5 あがりの社会的側面
6 まとめ
著者等紹介
藤本都紀[フジモトトキ]
電機メーカー勤務。2000年パシフィック・ユニオン・カレッジでのカトー・ハヴァシュ・ワークショップに参加
今井理瑳[イマイリサ]
通訳者を経て、現在実務翻訳者、通訳・翻訳者養成スクール講師。アマチュア・ヴァイオリン奏者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まゆ
4
あがりは脳からくる。楽器を持って練習を何時間もしてもあがりは治らない。イメトレと緊張をほぐすストレッチ。2012/08/19
のんのん
2
何年か前に読みましたが、久々の発表会の為に再読してみました。内容結構忘れていました。イメトレはほんとに重要なんですね。いつも本番は緊張しすぎて弾いてて楽しいと思ったことがないのですが、いつか楽しい!と思えるようになりたいです。2013/04/19
ニョンブーチョッパー
1
★★★★☆ 自分の楽譜を音名で覚えておらず指だけで覚えている人(これ私のことだ!)の「音の覚え方」が書かれており参考になった。しかし、読み終わってから気がついたけれど、15年前に1回読んでいて、しかも図書館本でなく「買って」読んでいたため、持っている本だったことが判明。orz。2017/07/06
いこたす
0
発表会に備えて… Vnを人前で弾くとき、緊張のあまり、普段つっかえないような部分で大ゴケしてしまうのが悔しかったので、「具体的に」「何をどうすればいいのか」知りたくて本書を手に取りました。 端的に言って、確かに具体的な練習法が書かれているのですが…もう少し図解がないと分かりにくい言い回しが多かったように思います それでもまあ私が理解できた点を列記します! ・芸術家は「与える」聴衆は「受け取る」 ・上半身をひねる衝動は、こわばった腕や膝の動きを補おうしているもので不要 ・Vnはオレンジの2011/09/10
ニョンブーチョッパー
0
◎2002/07/01
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- 和書
- 花濡れの褥 ガッシュ文庫