日本国債暴落―「確実における危機」のストーリー

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478067949
  • NDC分類 347.21
  • Cコード C2033

出版社内容情報

日銀の異次元緩和で、急速に日本国債暴落のリスクが増している。特に可能性が高いとされる2019年までのシミュレーションと、そもそもの基礎知識である国債のしくみや、暴落が起きる道筋などを分かりやすく解説する本。外資系投資銀行を舞台にストーリー仕立て描かれるので、知識ゼロからでも経済小説として楽しめる。

内容説明

債券ハウスとして名高いクリムゾン・マイヤーズに入社した山城達也は、師と仰ぐ上司のもと、いくつもの経済危機や旧友との確執に直面しながらもスタートレーダーの道を歩んでいた。しかし2013年以降の日銀による異次元緩和は国債市場に大きな混乱をもたらし、日本国債は近い将来における金利暴騰・価格暴落が確実視されるようになった。そして2019年、出口戦略の失敗によりついに外国勢の日本売りが始まり、長期金利が上振れしだす。長期金利が4%を突破することは、国債を大量に保有する全ての都銀・地銀の破綻と、深刻なインフレを伴う日本経済の崩壊を意味していた―

著者等紹介

桐谷新也[キリタニシンヤ]
大学卒業後、金融機関に勤務。在職中より執筆活動を始め、『日本国債暴落―「確実に起きる危機」のストーリー』が初の著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

薦渕雅春

6
図書館の新刊コーナーに並んだ所を借りてみた。2007年から 現在、そして 2019年 今から4年後に 暴落か? というまでを描いている。 テーマ、問題提起は 幸田真音さんの小説に相通じるものがあるか。ただ 面白い展開もあるものの、難しい内容も盛り込まれてるので 小説としての完成度としてはどうか? 現在、日本銀行の国債保有率が引き上がっている事、その他 重大な問題を孕んでいるので 避けては通れないか。実際に日本国債を取引きしている、銀行、証券会社や生命保険会社の人に読んでもらって意見を聞かせて欲しいです。2015/12/18

Akio Kudo

2
★★★ 評価が難しい。トレーダー現場の人間性さえ奪われる様子を捉えているが、少し理想的で、最後は愛国心が出てくるところが綺麗事過ぎると感じる2024/06/24

はる

1
三連休に読破。国債市場のしくみについて分かりやすい説明のもと話が進んでいくので初歩でも読みやすい。 暴落の話は架空ではあるが、今や国債保有の半分を日銀が占めている現状を鑑みるに、市場が崩れ落ちるスピードからしてそういう危機が常に起こりうるという意識を持ち、非常時の対策を考えておくという必要性を改めて感じた。 また、今まで勝手に利益追求のイメージが強かった外銀だが、登場人物が日本のために身を粉にして働く様子は単純に刺激的でかっこよく感じた。あと、政府・日銀に対する視点がかなり明確に出ていてたのも面白かった。2024/10/14

ぺーはーせぶん

1
藤巻アラウンドなもう名前で売上が下がっちゃう人が書いたんだろうな〜とか共著でもし売れたら実名好評とかって誘われたのかな〜とか、ただの責任逃れだよな〜とか、2ちゃんねるの延長線上だよな〜ノーリスクでがっぽりうはうは裏山〜とかとか、要らぬ妄想しながらもとても愉しめた。やっぱリアリティが大事。2015/11/01

インザマ

1
これまでの金融政策をストーリー仕立てで展開させ、終盤に国債が暴落する流れで話が進む。国債売買の仕組みが分かりやすく書いであるが、小説としての面白みはあまりない。2016/05/09

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