出版社内容情報
長い歴史を経て今も利用され続ける、世界に誇りうる日本の歴史的土木建造物16か所を土木の専門家が徹底解説。日本の国土にしっかり刻まれた先人の知恵は、現代の土木技術からしても驚きが数多い。日本の近世、近代を知る旅のガイドブック。
内容説明
日本の土木遺産全国16カ所を紹介。巷のガイドでは物足りない。見よ!正統派土木マニア本。
目次
1 北海道・東北・関東(小樽港外洋防波堤―北海道小樽市(一九二一年完成)古代ローマの知恵が活きる
藤倉ダム―秋田県秋田市(一九一一年完成)秋田水道発祥の地 ほか)
2 中部・北陸(箱根旧街道―神奈川県小田原市~静岡県三島市(一六八〇年建設開始)いにしえの石畳
黒部峡谷鉄道―富山県黒部市(一九三七年完成)黒部川電源開発のライフライン ほか)
3 近畿・中国・四国(丸山千枚田―三重県熊野市(一七世紀初頭に存在記録)小さな山村にある壮大な棚田
布引ダム―兵庫県神戸市(一九〇〇年完成)日本初の重力式コンクリートダム ほか)
4 九州・沖縄(南河内橋―福岡県北九州市(一九二六年完成)橋梁史に忽然と現れ消えた最後のレンズ形トラス橋
通潤橋―熊本県山都町(一八五四年完成)日本で最もユニークな水路石橋 ほか)