出版社内容情報
森を育てるためには、まず、そこにどんな種類の樹木を植えていくのかを考えることが大事。建設物も同じだ。未来へと繋ぐ建設を生みだすために、山下PMCが考える7つの戦略とは何か? 現在の建設業界の事例をふまえて、これからの日本におけるプロジェクト・マネージメント、プロデューサーとしての姿を考える。
目次
フロントストーリー とある東証一部上場メーカーの悩み
第1章 施設建築の参謀として
第2章 施設戦略とは何か
第3章 施設参謀がつくる新しい「施設建設」
第4章 山下PMCが手掛ける先進プロジェクト
第5章 今こそ“次世代産業モデル”を!
著者等紹介
川原秀仁[カワハラヒデヒト]
株式会社山下ビー・エム・コンサルタンツ代表取締役社長。1960年、佐賀県唐津市生まれ。大学卒業後、農用地開発/整備公団、JICA等を経て、山下設計に入社。1999年より山下ビー・エム・コンサルタンツの創業メンバーとして参画し、国内のCM(コンストラクションマネジメント)技術の礎を築く。メガプロジェクトを中心に代表的CMプロジェクトに従事し、近年は事業創造や事業戦略策定の支援、CRE/PRE戦略を群単位で解決する業務など、幅広い領域の総合マネジメント業務を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yyhhyy
3
企業が研究施設を立てるとき、その事業性から建設コストをどう回収するか?そういった視点のノウハウをためている企業は少ない。この先、人と人のリアルな交流がイノベーションのキッカケとなるなら、ツクルバや山下PMCのような建築面が分かる企業は重要になってくるだろう。2018/05/13
Terry K
1
6年前に発行されているが、色褪せていないなと思ったのは、次世代産業モデルを論じている章。6年間で表面的には何も進んでいないようにも見える、或いは部分的には退行しているようにさえ感じる日本の産業界だが、ここで提言されている項目に沿って眺めたら違う景色が見えてくるかもしれない、と思った。物事を測るものさしを与えてくれる本はありがたい。2021/04/18
森翔太
1
今の建設市場及びCM・PMの基本を徹底的にわかりやすく書いた本。CM・PMの立ち位置自体が施主よりになるのは自然としても、設計してる側から見ると、建築畑を動物的に捉えすぎているように見える。翻って設計事務所やゼネコンにこのような職能が一部にしか根付いていない問題もある。2015/11/15
Hiroo Shimoda
0
コンストラクションマネジメントについて書かれた本。書けないこともあるのだろうが、もっと具体的だと分かりやすいのだが。2016/02/13
しまうま
0
PM、CMの詳細ではなくもう少し大上段、経営戦略もふくめて語る本。2025/02/04