出版社内容情報
この一冊ですべてがわかる意思決定の決定版!意思決定の質を高めるためには二つの方法がある。一つは、理論上の最適解を追求すること。もう一つは、実際のケースに学ぶことだ。本書は、目的設定、ディシジョン・ツリー、ゲーム理論、戦略的思考の理論を体系的に習得でき、かつ豊富なケースから実践的に学ぶことができる。
内容説明
ディキシット&ネイルバフ『戦略的思考とは何か』以来の名著!MBAの新しい教科書。
目次
第1章 質の高い意思決定をするために
第2章 目的の適切さ
第3章 ディシジョン・ツリー
第4章 意思決定のタイミング、情報、オプション
第5章 ゲーム理論
第6章 戦略的思考
第7章 リスクと意思決定
第8章 危機管理
終章 決断力とは
著者等紹介
大林厚臣[オオバヤシアツオミ]
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネス・スクール)教授。松下幸之助チェアシップ基金教授。1983年、京都大学法学部卒業。日本郵船株式会社勤務を経て、1996年にシカゴ大学で行政学のPh.D.を取得。同年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科専任講師、1998年に助教授に就任し、2006年から教授を務める。この間、2000~2001年にスタンフォード大学客員助教授、2001~2006年に社会技術研究システム研究員、2007~2011年に慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所上席研究員を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
27
意思決定論の新しい教科書のようです。やっと日本でも本格的な意思決定論の教科書が出るようになったという気がしています。ただやはりディシジョンツリーやゲームの理論が多いのが気になります。ただ危機管理の章で、八甲田山雪中行軍事例分析とキューバミサイル危機の事例は詳しく書かれており読みごたえがありました。2014/12/11
かわのふゆき
1
囚人のジレンマの解決法。2018/10/14
葉
0
意思決定理論を実社会で考えた本である。ディシジョンツリーの説明からゲーム理論についてやその繰り返しゲームの均衡、コミュニケーションや効率的な契約とインセンティブ契約、リスクについて書かれていた。数式がないので読みやすく、利得行列や展開型が書かれているのでゲーム初心者にも良い。ゲームの木は下からはえてほしかった。2015/01/07