出版社内容情報
「山に登るのは世の中を見渡すためであって、世の中に見てもらうためじゃない」――他者からの評価ばかり気にする生徒たちに、本当に自分にとって大切なことをせよ、人生に不可欠な栄養分として本を読め、他者のために自分にしかできない生き方をせよと説き、世界中に感動を広げたスピーチが1冊の本になった!
内容説明
2012年6月1日、ボストン西郊ウェルズリーの公立ハイスクールの卒業式で、ベテラン教師が生徒に贈った祝辞が、YouTubeでまたたく間に世界に拡散した。結果ばかり追い求める現代の教育のあり方に警鐘を鳴らした「きみは特別じゃない」というフレーズが注目を集めたのだ。本書は、この12分のスピーチの内容をふくらませ、教育者として、また親としての自身の体験を例に引きつつ、子どもたちと親にマカルー先生が語りかけるものである。「わかりやすい成功」を手に入れることに汲々とせず、他人に対する思いやりを育み、学ぶことそのものを楽しみ、人生に不可欠な栄養分として本を読むこと。夢は大きく、努力は惜しまず、自分を大切に。大切なもの、大切な人を全力で大切にしてほしい…そんなメッセージが本書には詰まっている。
目次
第1章 きみはきみの人生の唯一の相棒―「汝自身を知れ」
第2章 きみは金槌か、それとも釘か?―わたしの授業はこうして始まる
第3章 ひたすら観察せよ、自ら発見せよ―夢中になれるものを見つける
第4章 なぜ大学に行くのか?―ランキングに振り回されるな
第5章 恵まれた環境にある者は、その特権に気づかない―差別について考える
第6章 物質主義に侵されずに生きるには?―上辺の豊かさに惑わされるな
第7章 同じ舟に乗って―同調圧力にも利己心にも負けない生き方
第8章 だから、生きるんだ―誰も死から逃れられないからこそ
著者等紹介
マカルー,ジュニア,デビッド[マカルー,ジュニア,デビッド] [McCullough,Jr.,David]
アメリカ、マサチューセッツ州にあるウェルズリー・ハイスクール教諭。作家をめざしていたが挫折し、ハワイのプナホウ・ハイスクールで国語(English)教師としてのキャリアをスタート、経験26年超のベテラン教師。父親はピューリッツァー賞受賞者の歴史学者。マサチューセッツという土地柄もあってか、サンデル教授が行っているソクラテス・メソッドを授業に取り入れ、生徒たちに古典を読ませ、さまざまな議論をさせている
大西央士[オオニシヒロシ]
翻訳家。1955年、香川県生まれ。2015年12月28日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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