内容説明
歴史的名著は、国家存亡期に書かれた「革命の書」だった―。個と国家がたくましく生き抜くために、維新の「成功の本質」を23のポイント、7つの視点からダイジェストで読む。
目次
序章 日本は時代の転換点を乗り越えられるか?
第1章 国家の危機に何をすべきか?
第2章 新しい時代を切り拓く実学とは?
第3章 変革期に役立つサバイバルスキルとは?
第4章 グローバル時代の人生戦略とは?
第5章 いかに自分のアタマで考えるのか?
第6章 どうすれば世界は変わるのか?
第7章 あなたは日本の未来をどうつくるか?
著者等紹介
鈴木博毅[スズキヒロキ]
1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。ビジネス戦略、組織論、マーケティングコンサルタント。MPS Consulting代表。貿易商社にてカナダ・豪州の資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、新たなイノベーションのヒントを探ることをライフワークとしている。わかりやすく解説する講演、研修は好評を博しており、顧問先には顧客満足度ランキングでなみいる大企業を押さえて1位を獲得した企業や、特定業界で国内シェアNo.1企業など成功事例多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる坊
18
①学問のすすめを解説する②明治維新、第三の敗戦③学問のすすめが気になっている人向け④福沢諭吉著の「学問のすすめ」を重要項目をかいつまんで解説している。 諸外国の状況を見て、このままでは日本はなくなると危機感を持った福沢諭吉は、全日本国民に向け当事者意識を持って学び行動しろと促した。そのおかげで日本は後に列強の仲間入りを果たすことが出来た。学問のすすめは現代でも十分活用出来る実用書である。 一度学生の時に読んだことがあるが、もう一度読んでみようと思う。今日本国民は危機意識が高まっていると思うから。2020/05/10
村越操
13
福沢諭吉、学問のすゝめを読むすすめ。現在を明治の変革期とダブらせる風潮がありますが、本書もその流れをくむ構成。「適切な学問で必死に努力することは、人に深い自信を植え付けてくれる」「諭吉が勧める五つのスキル、読書をすること、物事を観察すること、文章を書くこと、人と議論・交渉すること、人に自分の考えを説明すること」「人生における理想と現実のギャップを埋めるために、本来学問は存在している」「時代の転換期には、疑う能力を高める、判断する際の本質を捉える基準を探す、一部の詳細で全体像を盲信しない、ことが重要」2013/06/16
vinlandmbit
10
古本屋で購入。その名は当然知っている「学問のすすめ」ですが、中身に触れたことが恥ずかしながらなく。。今回、本書を間口としてまずは読み始めてみましたが、予想以上に面白く、早速「学問のすすめ」本書の方に読み進めたいと思います。「人間のくせに、人間を毛嫌いするな」は響いてきました。2018/09/04
フジマコ
10
身になる学問を勉強しなはれ。身にならへんもんをなんぼ勉強したって無駄でっせぇーと福沢先生はおっしゃってます。実学と虚学なんですね。本を読み、日常生活でいろんなものを観察し、それが正しいか、いろんな人と意見を交換し、それに基づき仮説を立て、文章にまとめ、人に話し伝える事で智見を高める……変革期に求められるサバイバルスキルという事で、福沢先生はこう仰ってるそうです。これって、現在のビジネスマンに求められてる事ですよね。なんか、明治維新の時って今とちょっと似てたのかなって、思ったりしちゃいました。2013/08/04
はる坊
6
本書を読んで、もっと先を見通す力を身につけなければと思った。昔学問のすすめは読んだことあるけれど、もう一度読み直したいと思う。2014/08/11