出版社内容情報
辛口批評と痛快ギャグで日本人の知らない最新アメリカ事情をメッタ斬り。週刊文春の人気連載が一冊に。これであなたも米国通!?
スラングから紐解く爆笑アメリカ裏事情!
辛口批評と痛快ギャグで日本人の知らない最新アメリカ事情をメッタ斬り。週刊文春の人気連載が一冊に。これであなたも米国通!?
内容説明
アメリカ人も困る驚くべき実態を緊急レポート!澤井健の超美麗&爆笑イラストも完全収録。週刊文春人気シリーズの第三弾が待望の単行本化!!
目次
バイクをウィリーさせて、ほとんど垂直に立たせたまま走ること
グラウンドホッグ・デー
クリプトカレンシー=暗号貨幣
医療用マリファナ?それとも娯楽用?
3月の狂気
殺人の演技、殺人という行為
ワシントン・レッドスキンズ・アメリカ先住民基金
ノームコア=ノーマル+ハードコア。過激に普通。ファッションの最新トレンド
よもぎの反乱、ソヴリン市民
この国では、バカでも許されるんだby NBAオーナー、マーク・キューバン〔ほか〕
著者等紹介
町山智浩[マチヤマトモヒロ]
1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。編集者として雑誌『映画秘宝』を創刊した後に渡米。コラムニスト、映画評論家として多数の連載を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
77
お家芸なのだろう、映画情報まじりの雑学がたまらなくおもしろい。町山さんの本はどんどん読んでいこうと思う。2017/06/23
きんぎょっち
25
「トラウマ映画館」で町山さんを知って以来、ずっとファンです。町山さんの本にはハズレがない!この本でも、アメリカ在住の町山さんが肌で知るアメリカの現状、それに対しての鋭い分析と問題点をあげてくれているので、米に無知な自分でもすごくわかりやすい上に面白く読めました。一番腑に落ちたのは、なぜ米で銃規制が厳しいかの謎でした。英に銃を持って戦い独立した建国の歴史があるため、銃は人民が圧政に対する抵抗の為の権利なのだと知り、アメリカ人の奥底にあるメンタリティを理解できた気がしました。面白い上にためになります。2017/02/14
bluemint
18
町山さんの本が面白いのは、アメリカ人の心情の奥底が実にうまく説明されていることだ。表面には決して現れてこない歴史的な堆積物。これはマスコミの特派員や留学経験者、帰国子女などには到底掴むことのできなかったものだ。例えば「税金が嫌でイギリスから独立したアメリカでは、国に何かを取られるのも国からもらうのも嫌われる。国民健康保険をはじめ、あらゆる福祉が「共産主義的」と罵倒される」などこれを読んで、初めて都会以外の多数地域での保守的理由の一端が理解できた。独立戦争からずっと続くメンタルなのだ。2020/09/04
林 一歩
17
町山氏の批評は本業である映画の世界で炸裂して欲しいと思ってますが、このシリーズでの安定感揺るぎなし。面白く拝読。2015/08/02
気狂いピエロ
12
米国に住んでると毎日のニュースに驚かされる度合いが日本にいる時よりはるかに大きい。黒人教会の乱射事件のような痛ましい事件はもちろんのこと、有名な男性五輪選手が中年後半になって整形して突然美女になり雑誌の表紙を飾ったり、完全に白人の女性が黒人と偽って黒人系団体の幹部をしていて問題になったり。テレビや街角やSNSで皆が口角泡を飛ばして真面目に論争している。自分で書きたいなと思ってたことを町山さんの著作が実現してくれている。米国が好きな人は是非読んで欲しい。米国の本当の姿を知る意味でとても大切な本。2015/06/21