内容説明
日本人は世界一の保険大国と言われるほどの“保険好き”です。しかし、どれだけの人が加入している商品の中身について理解しているでしょうか。商品設計はわかりにくく、その種類はいわば無数にあり、専門家でも正確な商品比較はできない状態です。しかも、パンフレットは誇張と言葉のレトリック、数字のマジックにあふれ、ごまかしセールストークも横行しています。売る側にだまされないため理解しておきたい、保険の基礎、料金体系、保証内容の要諦、そして売る手口に鋭く迫った1冊。
目次
序章 こんな保険に入ってはいけない!
第1章 医療・がん保険に気を付けろ!
第2章 プロが薦める、入るべき保険、入ってはいけない保険
第3章 銀行の窓口で買わされる!人気の「一時払い」「個人年金」保険のわな
第4章 目的別保険で、安心を買え!―節税、相続、日常の細かな心配ごとまでカバーする保険
第5章 甘いセールストークにご用心!生保営業のウラ側
第6章 災害に備える保険の選び方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうせいパパ
41
FP20人による「もし自分が今から加入するとすれば、どの保険を選ぶか」は参考になった。最近駆け込みで契約したがん保険が1位になっており妙に嬉しかったり。また代理店への覆面調査が興味深く、自分も最近無料相談に行ったばかりなので、共感する部分が多かった。数ある代理店でも提案内容は異なり、おそらく同じ代理店でも担当者によって提案内容は違うだろう。保険に限ったことではないが、自分自身もっと物事を「知る」必要があると感じた。2014/09/20
Artemis
9
”皆さん、こうされてますよ”っていうのは日本人にとって殺文句じゃないかと思う。保険もその一つで入っておかないと不安がかき立てられるもの。でもおかれている立場によっては必要なものは違って当然。何のために備えるのか自分で考えて保険を選ばないと本当に高い買い物なのに、無駄遣いになりかねないとも思う。2016/09/30
うさっぴ
6
今入っている医療保険も5年経ったので、見直したいと思い読みました。ファイナンシャルプランナー20人による、自分が入りたいと思う医療保険の1位に選ばれていて、嬉しかった。貯蓄が少ない私には、やっぱり安心のためにこれからも入り続けたい。しかし保険は色々な種類や仕組みがあって複雑だー。2014/10/25
みんと
4
保険のからくりがよく分かった。 特に医療保険やがん保険は誇大広告に惑わされず、本当に必要かどうかをしっかり考えなくてはいけないと感じた。 逆に、少しでも余裕のあるお金があるならば、終身保険の一括払いプランがかなりお得であることも納得できた。 死亡保障を終身に設定しておき、老齢になってから違うプランに変更したり、解約返戻金をもらったりと良さそうで、定期保険しか入っていない我が家では若いうちに終身保険の一括払いにしておけば良かったと後悔した。2013/03/24
霧子
4
保険を知る入門書として読みました。結果としてやはり「医療保険は私には必要ない」と思いました。乗り合い代理店の覆面調査記事もおもしろく、代理店もやっぱり複数比較したほうがいいのかもと思いました。家を持つと家賃はかからないけれど、地震や火事によるリスクや保険料がつきまとう。ならば生涯家賃を払ってそのときどきに住み替えるが無難ではと考えさせられました。2012/11/30