ロロ・ジョングランの歌声

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478008447
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

一枚のカードを菜々美に残し、東ティモールの独立紛争に巻き込まれて死亡した稔。彼はなぜ死ななければならなかったのか。単純な正義では語れない国際協力の光と影を描いたエンタテインメント小説。

★第1回「城山三郎経済小説大賞」受賞作
選考委員絶賛!
「利害交錯する国際協力の世界に秘められた謎」(安土敏氏)
「たおやかな描写力に将来性を期待」(幸田真音氏)
「もっとも城山賞に相応しいロマンある作品」(佐高信氏)
「一気に読ませる高いレベルのエンタテインメント」(高杉良氏)

内容説明

東ティモールで殉死した従兄・稔の後を追い記者になった藤堂菜々美は、中部ジャワ地震の被災地取材の機会を得る。援助する側と取材する側の確執を知り、単純な正義では語れない国際協力の表と裏に葛藤する菜々美。更に、稔の死をめぐる疑惑までが浮上する…。女性記者の仕事と恋、ODAをめぐる政治と経済を描きながら、経済格差が存在する世界で個人はいかに生きるべきかを問う意欲作。第1回「城山三郎経済小説大賞」受賞作。

著者等紹介

松村美香[マツムラミカ]
東京生まれ。筑波大学で修士(経営学)を取得。国際開発コンサルタントとして、カンボジア、インドネシア、モンゴル、ザンビア、パレスチナなどの開発調査に参加。『ロロ・ジョングランの歌声』にて、第1回城山三郎経済小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

198
第一回城山三郎経済小説大賞受賞。 雑誌記者藤堂菜々美の眼を 通して、国際協力の光と 影を描く。 東ティモールで、中瀬稔が残した 「絶望的な切なさを味わうにはちょうどいい…」 という一文が意味するところは何なのか。 歳田礼子の存在が凛として 心救われる。 経済小説大賞と言いながら、恋愛ミステリーの感が 強いが…インドネシアに舞台を置き、ODAをめぐる現代の実像を描く、という面ではひどく新鮮な物語だった。2015/06/17

hunadai

4
再読。文章も読みやすくストーリー展開も面白かった。ODAや東ティモール独立。そのような社会的テーマと恋愛ドラマ、人間ドラマを並行して書いてある。2014/02/26

sohmah147

3
ODAについて、漠然とだが理解できた気がする。全体としては経済小説というより恋愛小説といった色彩が強く、女目線でのストーリーにはあまり共感できないまま読み終えた。2014/08/12

まつじん

3
ガーン、とビックリです。こんなところにこんな面白い冒険ミステリがあったとは! と、第一回城山三郎経済小説大賞受賞作・・・ えぇ!!!経済小説なの??? 確かに舞台は東ティモールでODA疑惑に迫る雑誌記者が死亡した。って所は経済小説っぽいですが、全編を彩るのはどちらかといえばロマンチックな、時にどろどろとした男女関係、なのかな?と、思うんですがね。 2009/04/22

lily

2
日本はインドネシアへの最大援助国だが、それは日本企業の進出や汚職をもたらした。日本の円借款は最貧国には適用されず、東ティモールの独立は貧困を助長した。かといって、贈与は「顔の見えない援助」という非難を浴びる。。ODAの在り方は難しい。そもそも援助は偽善なのか。「私は偽善者であることを否定しない。援助することで私が救われたいのだ。」という場面がある。これは本質だと思う。誰だって自分が救われたいと思う。その上で、問題意識を持って行動したことが重要なのだろう。経済小説というジャンルは初めてだったが面白かった。2015/09/16

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