内容説明
生きもののつながりが切れてしまうと、困ったことになるのです。生態系の危機。
目次
捜査ファイル1 シカが増えると山崩れが起きる!―山の動物たちに異変
捜査ファイル2 ハチが消えて農作物がとれなくなった!―自然界で受け渡されているもの
捜査ファイル3 田んぼが変わり、メダカが消える!―川の魚たちの危機
捜査ファイル4 マグロやイワシが減っているのはなぜか?―海の生きものたちの危機
捜査ファイル5 アオマツムシとカラスは、なぜ増える?―温暖化と都市化と生きものたち
捜査ファイル6 人間がつくり出す“毒”が、地球をめぐる!―公害と生態系
お話のおわりに
著者等紹介
小澤祥司[オザワショウジ]
環境ジャーナリスト/環境教育コーディネーター/日本大学生物資源科学部講師。静岡県の田んぼと茶畑に囲まれた田舎で育つ。大学時代は海の生きものを相手にし、現在は東京郊外の里山をフィールドに活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomonori Yonezawa
1
【地元図書館】割と面白かった。生態系の毀損が原因だと思われる環境問題について先生1名、生徒2名の計3名で話し合うトーク形式の本。1〜3章、鹿、蜂、メダカ辺りは割と有名な話で他でも読んだか視たことある話。3〜4章、マグロ、カラス辺りの標題にかかる話は桶屋並みの仮説だが、面白くは読めた。「生物多様性の保全について」考えるきっかけになれば幸いだが、これをきっかけにすると「データや理屈には目を瞑り、主観に基づきがなり立てる連中」への道に進みやすそう。ちと思いつきませんが、同ジャンル何冊か併読を進める。2018/10/15
み~くま
1
タイトルの面白さに惹かれて手に取りました。食物連鎖や環境破壊による影響などについて、とても解りやすい言葉とイラストで紹介している本でした。文章が読めなくても、イラストを見ながら親子で会話することによって、今地球で何が起こっているのか理解することができると思います。親子で読んで欲しい環境読本です。2009/05/17
TSUBAKI Shin-ya
0
生物多様性の問題と環境問題を俯瞰するのには良い本。小学校高学年くらいなら読めるかな。多面的なものの見方がいかに重要でいかに難しいかということが少しでもつかめれば良し。でも、本音を言えばテーマをもう少し掘り下げたい気もする。次のステップとなり得る本は何だろう。2011/09/21
家の中のぱっぽ
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生物多様性や環境問題についての入門書。親子で読むのも良し。生物多様性とは?環境問題とは?という興味関心がある人は、一歩足を踏み入れて学べる本です。 少し古いですが、参考になります。大学初学者や研究に向かう人はさらに踏み込んだ書籍がいいかも。2022/06/07
くろず
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一番印象に残ったのは水銀の話 水俣病があってもうこのような公害は起きないだろうと思っていたけど今でも年間t単位で海に流されていた。 これはもう意識を変えないと 国でしっかり対策してもらわないと カラスは私たちが食べ残しゴミになるのを食べてくれるエコな鳥🦅だったら何か匂いが漏れない透明な箱に生ゴミを入れてカラスに食べてもらおうじゃないか2020/02/06