ザ・ニューリッチ―アメリカ新富裕層の知られざる実態

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478001196
  • NDC分類 361.83
  • Cコード C0034

内容説明

アメリカの資産100万ドル以上の世帯は、1995年から2004年までの10年間で倍増し、900万世帯を突破した。実に、アメリカの総世帯数の1%に迫る勢いである。この増加分の大部分を占めるのが、まだ若くて、勤勉な金持ちたち、すなわちニューリッチ(新富裕層)と呼ばれる人々である。彼らはいったい、どういう人たちなのか、いかにして巨万の富を得たのか。また、その富によって彼らの生活はどのように変わったのか。そして、彼らはいま何を考え、行動しているのか。ニューリッチの生活の実態をリアルに描き出した本書は、アメリカで刊行と同時に、大反響を呼んだ。

目次

ニューリッチの「ハウスホールド・マネジメント」―いまどきの「執事」養成法
ニューリッチを生み出す原動力―即席起業家の時代
ニューリッチへの道―ミニチュアハウスで大富豪になったエド・バジネットの場合
ニューリッチの暮らし―「働く有閑階級」ティム・ブリクセスの場合
ニューリッチからの転落―億万長者から劇的に転落したピート・マッサーの場合
ニューリッチの社交界進出―新旧富裕層の対立
ニューリッチの消費競争―財力の証し
ニューリッチの慈善活動―寄付に成果主義を求める
ニューリッチが政治を変える―リベラル派の新しい「黒幕」
ニューリッチのお金の悩み―富が不安を生む構造
ニューリッチの子供たち―富がもたらす子育ての憂鬱
富の格差とニューリッチの未来―カーネギーの夢は実現するか

著者等紹介

フランク,ロバート[フランク,ロバート][Frank,Robert]
ウォールストリート・ジャーナル紙はじまって以来の、「ニューリッチ(新富裕層)」専任担当記者。同紙に週刊コラムを執筆するかたわら、「The Wealth Report」というブログでもニューリッチの最新動向を紹介し、大きな反響を得ている。同紙に13年つとめ、これまでアトランタ、ロンドン、シンガポール、ニューヨークでの勤務経験がある。現在、妻子とともにニューヨーク在住

飯岡美紀[イイオカミキ]
翻訳家。神戸大学文学部卒。通信会社、広告マーケティングの仕事を経て渡米。帰国後「DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー」「ナショナルジオグラフィック日本版」などの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芸術家くーまん843

11
アメリカには日本人の想像を超えた度肝を抜かれるようなお金持ちがいる。お金持ちへのインタビューを通じお金持ちの特性やイメージをつかむことができる。歴史の短いアメリカでは仕事をしているうちにお金持ちになってしまったというケースが多いよう。それも仕事を楽しんでいる人が多いのでお金持ちになって仕事を辞めると何をしていいかわらなくなってしまう場合も。お金持ちはお金を持っているだけ。幸せとは?仕事とは?という問題に向き合う一冊。2014/04/07

megumiahuru

7
「ワーキングプア」というような言葉が象徴する悲惨な貧困がある傍ら、かつてない勢いで、「リッチスタン」と呼ばれる新富裕層が生まれてきている。その格差は、もはや「貧富の差の拡大」などという言葉では表現できないとてつもないものだ。グローバル化とIT化、何より富への欲望のタガを外す規制緩和策が生み出した資本の奔流が、その背後にはある。この本が描く現実ですら、もはや10年前のもので、この傾向は今日増々拍車がかかっている。「貧しい者はますます貧しく、富める者はますます豊かに」なる社会が健全であるはずはあるまい。2013/09/05

がっち

4
90年代から00年代までに資産100万ドル以上の世帯が倍増し、総世帯数の1パーセントにも達する勢いだったらしい。(リーマンショック以前の話)その急激に富裕になり得た人らをニューリッチというらしい。そのニューリッチを扱った本。なんか日本のバブルのころような錯覚を覚えた。富を持ってもやはりそれ相応に扱える人間と扱えない人間がいるものである。今までのお金持ちという概念が払拭された気もする。B2010/12/06

ふぇるけん

3
アメリカの富豪たちのぶっ飛んだ生活ぶりに笑えます。オラクルCEOのラリー・エリソンがあまりにも大きな船を作りすぎて通常のマリーナに入らず、貨物船と同じ一般の港に停泊しなければならなかったり・・・お金がありすぎるのもどうかと思いますね。2010/01/08

Hiromi Iizuka

2
アメリカのお金持ち。2007年の出版なのでそんな人種は、減っていると思ってた。しかし、NHKの番組でリッチスタンのことを取り上げるという。タイムリーだった。2013/08/09

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