狂奔する資本主義―格差社会から新たな福祉社会へ

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478000625
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0033

内容説明

1970年代以来、30年間にわたって世界を席巻する市場原理。その行き過ぎがいま、さまざまな矛盾を生んでいる。不安定な金融システム、驚異的スピードで進むグローバル化、それらに伴って蔓延する格差問題。我々はいったい何を得て、何を失ったのか。暴走する資本主義の本質を衝く、ラディカルなマルクス学派の視点。

目次

第1章 資本主義に対する挑戦
第2章 緊縮的マクロ政策、民営化、規制緩和
第3章 金融と所有権
第4章 グローバリゼーションと国際経済関係
第5章 労働者階級の後退
第6章 成長と安定
第7章 福祉と所得不平等

著者等紹介

グリン,アンドルー[グリン,アンドルー][Glyn,Andrew]
1943年生まれ。オックスフォード大学で政治学、経済学を学び、ハーバード大学で修士号を取得。イギリス大蔵省経済官僚等を経て1969年からオックスフォード大学で教える。同大学経済学部長を経て、現在同大学上級講師、コーパス・クリスティ・カレッジ・フェロー。経済学における欧米マルクスルネッサンスを、イギリスにおいて代表し領導したマルクス学派の理論家のひとり。失業、収益性、経済学史、現代の経済問題と政策に関する多くの著作がある

横川信治[ヨコカワノブハル]
1950年京都生まれ。東京大学大学院経済学研究科を経てケンブリッジ大学大学院経済学研究科卒(Ph.D.)。アメリカン大学(ワシントンD.C.)客員教員、ケンブリッジ大学キングス・カレッジ・シニア・アソシエートを経て、武蔵大学教授。専攻は政治経済学

伊藤誠[イトウマコト]
1936年東京生まれ。東京大学経済学部卒。東京大学教授、國學院大學教授を経て、国士舘大学教授、日本学士院会員。専攻は経済原論、経済学史、現代資本主義論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がっち

2
資本主義がもたらした功罪をいまとう。資本主義は金が中心の格差を生み出し、弊害を生み出した、一方市場を活性化させ、競争原理にもとづき資源が分配された。資本主義がかならずしも悪い影響をもたらしたわけではないが、行き過ぎ感はあるのかもしれない。2013/05/18

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