内容説明
『門』の開通により再び日本と繋がった特地。海上自衛隊特地担当統括官の江田島五郎一佐、そして部下の徳島甫二曹は、特地アヴィオン海に大砲等の近代技術をもたらした何者かの影を追っていた。一方、海賊対処等関連法の可決により、本格的に異世界の海の取り締まりに乗り出しタ海上保安庁ならびに海上自衛隊。先陣を任されたミサイル艇『うみたか』や『はやぶさ』の活躍もあり、商船を襲う海賊船は次々と拿捕され、海の治安は少しずつ改善されていく。そんな中、海賊達に大砲を貸しつけていたとされるとある国家の情報が浮上する。その国とは、海に浮かぶ大国アトランティア―別ルートで調査にあたっていた江田島と徳島も、アトランティアの存在と、そこに本部を持つ裏組織の噂を聞きつけ、針路を向かわせていた。大小無数の船で形成されたアトランティア。不気味な威容を誇るその国では、『門』内外を巻き込む陰謀が蠢いていた―累計470万部の異世界×自衛隊ファンタジーシーズン2、待望の第3章開幕!
著者等紹介
柳内たくみ[ヤナイタクミ]
自衛官を経験した後、2006年に自営業を開業。本業に従事する傍ら、インターネット上で精力的に執筆活動を展開し、2010年4月、「ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり1.接触編」で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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寒っ!!
7
とりあえずプリム奪還が残っているからまだ続くのだろう。レディは典型的な悪役だけど,早く退場してもらった方がいいかも。2019/08/04
蕭白
5
シーズン1の登場人物も出てきて、嬉しくなりました。今後の展開が楽しみです。2019/11/07
みやしん
3
地球技術をあちらの人物で再現できない事がさらりと明かされる。方便と偶然の産物で思いがけず身寄りの無い娘との繋がりが発生してしまうが、結果捨て犬並みの扱いがやるせない。色々と未消化のまま終わり。早く次を出してくれないと内容忘れちゃうよ。2019/06/23
gentleyellow
3
これこれこれですよ。柳内たくみ先生はですね、元自衛官という経歴からくる軍隊描写もさることながら、異文化描写にすぐれていますね。海賊ドラケの、敵役だけどいい奴ででも実際犯罪者、みたいなキャラクターが最高にいい。シャムロックも今回は完全に味方だ、とかね。単純にはいかない世界を単純じゃないまましかもラノベ的なエンタメとして書くので、実は軍事描写以上に政治描写が他になく凄いと思うのですよね。2019/04/02
有海2000
3
今回も面白かったんだけど、時節柄、時事ネタが全部煽ってる感じというか成分過剰に映ってしまった。今後の楽しみはレディがピニャの対等な敵となりうるのかどうか。それと、そろそろ自衛隊は徳島たちに偽名与えた方がいいのでは?さすがに名前の音節の特徴とか風貌から彼らがニホン人だとバレそうなものだけど…。あと、徳島なんとかして。伊丹はハーレム形成してもバツイチだし誰とも付き合わないのは信条なところがあったからモテても嫌みがなかったけど、徳島の朴念仁さは凡百のラノベ主人公そのもので鼻につく。人間的魅力に欠ける感じ。2019/01/27