内容説明
「さあ、着いたぞ。いつもの入り口から始めよう」学校のいけがきにあるぼくらの秘密の入り口がきょうもまた冒険の出発点となった。太い枝を一本ぬいてぼくらは校舎裏へすべりこむ。「あいつが出るのは理科室あたりなんだ」夜の学校へしのびこんだ「うら山探偵団」のツバサ、カズキは突然、背後からえり首をつかまれ、小猫のように持ちあげられてしまった。「いったいだれだ!」「えっ、あいつか?」二人の前にあらわれたのは…。小学中~上級向き。
著者等紹介
都筑二郎[ツズキジロウ]
1955年生まれ。作家。慶応義塾大学文学部で科学史を専攻。卒業後は出版社に入社し編集部に勤務。数年後に退社して執筆活動に専念。初の書き下ろし戯曲『KUMAGUSU』で植物学者・南方熊楠の生涯を描き、1989年に東京で初演。翌年には同作品が俳優座劇場にて再演される
三村久美子[ミムラクミコ]
東京都に生まれる。1993年、東京展「絵本の部屋」に出品、奨励賞を受賞する。現在、子ども向けの出版物等でイラストレーション、デザインの仕事に携わっている。日本児童出版美術家連盟会員
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