レグルス文庫<br> 中国思想史 〈下〉

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レグルス文庫
中国思想史 〈下〉

  • 森三樹三郎
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  • サイズ B6判/ページ数 234p
  • 商品コード 9784476010978
  • NDC分類 122.02
  • Cコード C0210

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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16
「儒教が道徳に幸福との一致に成功しなかったのは、儒教がこの人生を現世かぎりのものとしたためである。もし人生が一回かぎりのものであれば、死の訪れとともに一切は永遠の闇のうちに消えさり、生前の不幸を償うべき道は固く閉ざされてしまう。この儒教にとっての難問を見事に解決するものは、ほかならぬ仏教の三世報応の説であった」朱子学の欠点は①完結性を持ちすぎて発展の余地がなかった②本質的に体制護持の志向を持つ③理性至上主義の特徴らしく厳格主義の性格を持つ事、の三点。「理は法よりも冷酷無慈悲」と。自分の在り方を見つめた。2020/05/23

きさらぎ

7
漢代の儒学一尊の確立から清代考証学まで。需仏道の3分野に目配りした通史で記述は非常に明快で勉強になる。法家偏重で秦が崩壊した轍を踏まないよう、漢は需学への傾斜を強めるが、一方で底流に依然道家思想があったこと。また司馬遷の「天道是か非か」の問いかけの切実さには迫力がある。漢王朝の崩壊後、貴族化していた支配階級の関心の政治よりも哲学・文化へと向かい、その欲求を満たすものとしての仏教が隆盛する。宋代にはそれに対抗して朱熹による儒学の巻き返しがあり、その反発としての陽明学が成立し、それは明の崩壊の一因ともなった。2017/04/22

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

4
数少ない中国思想史の通史のなかで本書の特徴とは何だろう。そう考えると「儒教の国だから、政治への関心が強くて、宗教への関心が薄いのでは…」というテンプレを前置きにしながらも、「なぜ圧倒的に禅宗と浄土教が流行ったのか」という問いを糸口に中国思想における宗教観を考えて、独自に発展した中国仏教をちゃんと中国思想史の叙述にシンクロさせるところじゃないかろうか。「レグレス文庫」って一般にあまり知られていないだけで、この手の良書がたくさんあるなと密かに感心する。2021/01/17

YoW

3
諸子百家以降の近現代までの中国思想は儒教+法家思想と仏教+老荘思想の押し引きによって形成されてきたというイメージ。これに加えて経済的な発展などの時代背景の影響がある。□上巻から通して読み、日本がいかに中国思想から影響を受けてきたかを改めて感じた。隣国に着目した思想史というのは自国との関係性が見えて面白い。2021/02/13

じょあん

2
下巻は漢代から清末まで。儒教・仏教・道教の展開を追う。儒教は官学化してどうなったか? 宋代の新展開の推移と背景。明代陽明学の展開。清代の考証学と公羊学。仏教は中国ではなぜ禅宗・浄土教のみ命脈を保ったのか? 道教はどのように儒教・仏教に影響を与えたか? などなど、時代順に分かりやすく説明されている。2023/04/15

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