出版社内容情報
中国に進出している日本企業が直面している税務・法務のリスクの回避・解決策について、実例をべースにリスクの場面ごとにQ&Aで解説。今回は2024年7月1日に中国会社法が大幅に改正されたことに伴い、同改正内容に基づいた加筆・修正を行った。
2024年7月施行の改正中国会社法を盛り込み、中国で事業活動を続けていく際に生じるリスクについて、税務と法務の両方の視点から、最新の法制度を押さえつつ、実例をベースにQ&Aで解説。
目次
第1編 税務リスク編(ライセンス契約の税務問題;撤退・合弁解消の税務問題;日中親子会社間取引の税務問題;中国源泉課税の問題;中国PE課税の問題 ほか)
第2編 法務リスク編(独占禁止法の問題;商業賄賂(贈収賄規制違反)の問題
土地および工場の問題
労務問題
環境保護に関する問題 ほか)
著者等紹介
簗瀬正人[ヤナセマサヒト]
公認会計士。1985年大手監査法人に入所。1996年から1999年、同北京事務所に赴任し、日系企業等の税務・会計コンサルティングに従事。帰国後は同税理士法人にて、国際税務コンサルティングを担当。現在は、中国税務および中国ビジネススキーム策定に関するコンサルティングに従事し、中国現地当局との交渉にも当たっている。2012年から2016年まで筑波大学大学院非常勤講師として「中国税法」担当
趙雪巍[チョウセツギ]
中国弁護士。金誠同達法律事務所シニアパートナー。1986年北京大学法学部卒業後、中国大連中級人民法院で4年間勤務。1990年から日本に留学し、1995年東京都立大学民法学修士課程修了後、日本大手通信企業にて3年間勤務。1998年日本の渉外法律事務所である小松・狛・西川法律事務所に入所し、約5年間外国法アドバイザーとして弁護士業務に勤務。2002年に北京にて同方法律事務所を設立し、翌年上海事務所を設立。日本業務部門のリーダーとして、外商投資、会社法務、紛争解決等を担当。現在は金誠同達日本業務部門のシニアパートナーとして日本企業に対して総合的なリーガルサービスを提供。日本貿易振興機構(JETRO)、日本商会、日中経済協会の法律顧問を歴任。現在は中日友好協会の理事(唯一の弁護士代表)として就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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