出版社内容情報
社労士との適切な連携により、弁護士として労働問題の紛争化を防ぐため、企業に対する適切なアドバイスにつなげられる唯一の書。
○弁護士と社労士がそれぞれの役割や特長を理解し、連携することにより、労働問題の法的紛争化を防ぐ。
○序章として「弁護士と社労士の連携による紛争予防」を掲載し、弁護士と社労士の業務範囲や具体的な連携場面を紹介。
○各章の冒頭に、現在の企業が抱える具体的な労働紛争や紛争の芽となる事情を【具体例】として掲載し、紛争を未然に防ぐために弁護士や社労士として検討すべき事項やその基本情報を解説。
目次
弁護士と社労士の連携による紛争予防
フリーランス従事者との適正な関係構築
外国人等一定の配慮を要する従業員への対応
育児に携わる労働者の法的保護と処遇決定
待遇格差解消のための賃金制度変更
労働時間の管理と把握―残業代に関する紛争対応を中心に
適切な労働時間管理と労働時間の算定方法―短時間労働者への適用方法
定年後の労働条件切下げ
人事異動命令に関する近時の留意点
従業員の傷病・治療と休職制度の運用
休職期間満了時における労使紛争の防止
懲戒処分の制度設計と発令時の留意点
能力不足の従業員への対応と留意点
従業員の非行による解雇と退職金の扱い
労働条件・変更に関する労働者の同意・承諾
有期雇用契約の労務管理
トラブル防止のための有期雇用契約の運用
ハラスメントの申立てに対する適切な対応
労災と企業責任
労災保険制度と企業の災害防止措置―精神障害事案における検討
会社分割・事業譲渡と労働契約
労働審判手続の活用と対応策
労働委員会の役割―不当労働行為を中心に
著者等紹介
山下眞弘[ヤマシタマサヒロ]
弁護士/大阪大学名誉教授・関西大学博士(法学)
半田望[ハンダノゾム]
弁護士(半田法律事務所)旧61期。立命館大学法学部卒業、立命館大学大学院法学研究科博士前期課程修了(法学修士)、京都大学法科大学院中退。佐賀大学経済学部客員教授(2011年~2024年)
大浦綾子[オオウラアヤコ]
弁護士(野口&パートナーズ法律事務所)57期。京都大学法学部卒業、米国ボストン大学ロースクール修了(LL.M.)
野田雄二朗[ノダユウジロウ]
弁護士(野田アジア国際法律事務所)59期。京都大学法学部卒業、名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学。愛知大学法科大学院非常勤講師(民法・会社法・中国法)
佐藤有美[サトウユミ]
弁護士(西脇法律事務所)65期。名古屋大学法学部法律政治学科卒業、南山大学大学院法務研究科法務専攻修了
川田由貴[カワダユキ]
弁護士(北浜法律事務所・外国法共同事業)66期。京都大学法学部、京都大学法科大学院卒業、ロンドン大学クイーン・メアリー校ロースクール修了(LL.M.)
井寄奈美[イヨリナミ]
特定社会保険労務士(井寄事務所)。関西学院大学文学部英文学科卒業、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了(法学修士)、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学、日本労働法学会員、毎日新聞“経済プレミア”執筆者(2016年~)
濱田京子[ハマダキョウコ]
特定社会保険労務士(エキップ社会保険労務士法人代表社員)。聖心女子大学卒業、東京紛争調整委員会委員(2018年~)、株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン社外監査役(2018年~)、株式会社ディア・ライフ社外取締役(2023年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 科学する野球 〈投手篇〉