出版社内容情報
無作為抽出で選ばれた住民が「自分事」として行政の課題を話し合う「住民協議会」、外国人が多く住む地域において自治会を通じた外国人との共生、本会議で市民が自由にスピーチできるフリースピーチ制度、投票率向上に向けた公開討論会の様子等、各地の先進的事例。関係者への丹念な取材により、悩み・葛藤を経た現在の姿をルポする。
これからの自治の担い手となる住民を発掘し、共に地域活性化に取り組むためのヒントを探る。
目次
第1章 住民力を磨く(担い手を生み出す秘策は無作為抽出―福岡県大刀洗町;外国籍住民が自治を担う時代に―愛知県西尾市 ほか)
第2章 議会を変革する(市民フリースピーチ制度で自治を再生―愛知県犬山市;議会が無作為抽出型の住民協議会を主催する―岡山県新庄村 ほか)
第3章 選挙を活性化させる(投票率向上に立ち上がった若者と子育て世代―千葉県市川市・松戸市;地方選前に住民の手で公開討論会の開催を!―東京都小平市・千葉県流山市・神奈川県大磯町 ほか)
第4章 若者の力を引き出す(投票率8割を超すスウェーデンと日本の違いとは―スウェーデン;議会が中学生とコラボして主権者教育を実践―茨城県取手市 ほか)
著者等紹介
相川俊英[アイカワトシヒデ]
地方自治ジャーナリスト。1956年群馬県生まれ。地方自治をテーマとして全国各地を四半世紀以上にわたって取材し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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