出版社内容情報
〈「春は来る、必ず」――どんな世界でも、どんな環境でも、生を全うする野花たち。〉
〈可憐なようでいて、気高く、そして逞しく。四季折々、日本の野山に現れる36の花々を綴るエッセイ集。〉
日本の野山に咲く花々について綴る文章に、花の個性をあらわにするような美しい絵を添えたエッセイ集。植物に造詣の深い著者が、四季折々に現れる野花の生態を紹介。どんな状況にあっても逞しく根を張る植物たちは、「生きる場所を自ら決める」ことの尊さを、人間である私達にも訴えかけます。「ともすれば大人は、子どもにヒマワリのように生きることを目指してもらいたがる。そのほうが仲間も多いし世界はそういう人に有利にできているし、生きていくに選択肢も広がるからだ。別に画一的な世の中をよしとしているわけではなくとも、親心で少しでも楽なほうをと先導してしまう。そういう自分に葛藤を抱くときは、渓流の奥へ足を運び、そこで満足げに咲いているイワタバコを見るのがいいと思う。イワタバコはほんとうの幸せとは何かを教えてくれる。」(本文より)
【目次】
内容説明
春は来る、必ず。どんなに凍てついた世界でも。可憐なようでいて、気高く、そして逞しく―生きる場所を自ら決める野の花たち。四季折々、日本の野山にあらわれる三十六の花々を綴る。
目次
春の花
夏の花
秋の花
冬の花
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nyanco
18
大好きな梨木さんの新刊 淡交社でフルカラーのイラストと聞いて購入決定。 流石、茶道美術図書出版の淡交社さん、平綴じで綺麗に開けて目次にも花のイラストが入っていたり、本当に美しい一冊でした。 茶花に使われる野山の花々、見開きにフルカラーのイラスト、裏に梨木さんが書いたその花にまつわるエッセイ。 野の花を愛する梨木さんらしい花に関する文章。花を人物のように例え、扱う文章も素敵。 自身の作品に出てきた植物や、ご自身の庭に咲く花、野山で出会った花々などなど、どれも本当に素敵。 →続2026/03/17




