内容説明
メディチ家はなぜ芸術を擁護したのか。ローマ教皇庁と結びついて発展したメディチ銀行には利息をとることを罪とする宗教思想との矛盾があった。ペスト、政争、戦争を生き抜く姿が描かれる。15世紀フィレンツェに現代社会を見る。
目次
第1章 「ウズーラ」によって
第2章 交換の技法
第3章 権力獲得
第4章 「われらが都市の機密事項」
第5章 貴族の血統と白い象
第6章 壮麗なる衰退
著者等紹介
パークス,ティム[パークス,ティム][Parks,Tim]
1954年イギリス、マンチェスター生まれ。作家、エッセイスト。ケンブリッジ、ハーヴァード両大学で英文学を修めた後、生活をイタリアに移し、現在、ヴェローナ在住。大学で英文学を講じ、モラヴィア、カルヴィーノ、タブッキら、イタリア現代作家の翻訳者としても名高い。“Tongues of Flame”(サマセット・モーム賞、ベティ・トラスク賞受賞)、“Loving Roger”(ルエリン・リース賞受賞)“Europa”(ブッカー賞最終候補)をはじめ12作の小説と、7作のエッセイを発表している
北代美和子[キタダイミワコ]
1953年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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