内容説明
京焼色絵陶器の大成者―仁清。その華麗な金銀彩と色絵の名品が一堂に!新知見や新史料も紹介。
目次
第1章 宗和好みと仁清のかたち
第2章 金、銀、色絵への展開
第3章 絵画・工芸意匠と仁清―京極家の茶壺を中心に
著者等紹介
西田宏子[ニシダヒロコ]
昭和14年(1939)、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部および英国オックスフォード大学大学院卒。哲学博士。専門は東洋陶磁史。東京国立博物館勤務を経て、オランダ、英国、韓国へ留学後、根津美術館に勤務し、副館長兼学芸部長をつとめ、現在は同館顧問
岡佳子[オカヨシコ]
昭和29年(1954)、福岡県北九州市生まれ。京都女子大学大学院文学研究科修士課程修了。芸術学博士。専門は日本文化史・陶磁史。京都市社会教育振興財団職員、京都市歴史資料館嘱託を経て、大手前女子大学文学部専任講師。現在、大手前大学総合文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャズクラ本
14
◯本書は2017年にMOA美術館で開催された特別展「仁清 金と銀」の図録を兼ねた刊行。仁清と言えば赤絵だが、金銀も多くの作品に頻繁に使われており重要なアクセントになっている。MOA美術館の創立者である岡田茂吉は国宝「色絵藤花文茶壺」の入手を希望しており、亡くなる2日前に岡田のもとに届けられたという。しかし、実はこの図録にも掲載されている東京国立博物館蔵の重文「色絵月梅図茶壺」の方が僕の好みだったりする。現在は黒ずんでいる梅の銀が輝いていた初期の美しさは想像するに難くない。尚、仁清の俗名は野々村清右衛門。2020/09/28
tnk
0
金と黒の表現方法に関する理化学的分析の成果を掲載。今後研究の深化が期待される分野。2022/07/18
Y
0
△2020/04/30
-
- 和書
- 時のなかに - 詩集