内容説明
『東海道中膝栗毛』は何度か読むうちに、単なる滑稽文学として捉えるのみではなく、この作品そのものが実は江戸文化といえるのではないか、と思うようになった。やはり、一九をもっと知らなければ、という思いはさらに強い。そのような、一九あるいはその作品に対する著者なりの興味や関心を本書に収めた。
目次
十返舎一九年譜稿篇(十返舎一九の結婚について;十返舎一九と一楽亭栄水;十返舎一九年譜稿)
『東海道中膝栗毛』篇(洒落本から『膝栗毛』へ;『膝栗毛』と狂歌;『膝栗毛』各編の出版経緯;『膝栗毛』「発端」について;十返舎一九の「膝栗毛もの」について)
著者等紹介
中山尚夫[ナカヤマヒサオ]
1949年群馬県生まれ。1977年東洋大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程満期退学。現在、東洋大学文学部助教授
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