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出版社内容情報
そもそも平成でくくる意味なんてあるのか?武田砂鉄ら7人による寄稿と川島小鳥の写真でおくる、一筋縄ではいかない平成オムニバス。〈「完全主観」でたどる平成〉
〈平成時代を生きた8人の表現者が、それぞれの記憶を語る〉
この30年間を象徴する物事=「平成遺産」。2019年5月に改元を控えたいま、後世に遺したいものとは何か? その姿から、我々
がどんな時代を生きてきたのかが見えてくる──。これまで平成論を語ることのなかった8人があえて平成にフォーカスして語る、一筋縄ではいかない現代社会文化論。
執筆陣にはライター・武田砂鉄をはじめ、詩人・最果タヒ、保育士/ライター・ブレイディみかこ、言語学者・川添愛、漫画家・みうらじゅん、漫画家・田房永子、政治学者・栗原康と、各分野で独自の存在感を放つ7人が参加。さらに写真家・川島小鳥が本書にあわせて選んだ初公開作品も収録します。いわゆる重大事件の解説ではない、個々人による「完全主観」の平成から時代の空気に迫る一冊です。
武田砂鉄[タケダサテツ]
著・文・その他
最果タヒ[サイハテタヒ]
著・文・その他
みうらじゅん[ミウラジュン]
著・文・その他
ブレイディみかこ[ブレディミカコ]
著・文・その他
栗原 康[クリハラヤスシ]
著・文・その他
田房永子[タブサエイコ]
著・文・その他
川添 愛[カワゾエアイ]
著・文・その他
川島小鳥[カワシマコトリ]
写真
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
49
自分自身が感じていることが、たくさんふれられていた。それが、思考の整理にもなった。元号で区切ることの乱暴さが再認識できた。それで、いろいろなものを誤魔化そうとする輩の増殖を感じる。振り返りも何もなく、あとからいろんなものを出して、なかったことにする風潮。それを受け入れてしまう風潮。それが今。2020/02/02
阿部義彦
23
淡交社の単行本です。平成で簡単にはくくれないなんでも何でも「平成最後」にはいい加減うんざりした人への花向けの言葉たち。漫画家の田房永子さんの「女子高生ブーム」への考察が鋭いです。その他武田砂鉄さんも面白かった。アナキストで有名になった政治学者栗原康さん、今回の語り口はすごく内容にしっくり来てわかりやすいです。独特の文体いままで正直苦手だったかもしれないけど、今回で偏見もなくなり、凄く馴染んで成程解るわーとなりました。なんでも安易に平成で括りたがるのは日本のヘタレマスゴミでないかいっ!ウッキッキッキーの猿!2019/03/08
百太
22
フレイディみかこさんが気になって手にしました。 平成、時代で区切るのもなんだけど、めちゃ価値観変わった時かな私にとって。 2020/01/25
ネギっ子gen
21
帯の「平成は、一筋縄では終わらない/そもそそも平成でくくる意味なんてあるのか」の惹句に唆られて、読み始める。執筆陣にはライター・武田砂鉄を始め、詩人・最果タヒ、保育士/ライター・ブレイディみかこ、言語学者・川添愛、漫画家・みうらじゅん、漫画家・田房永子、政治学者・栗原康と、各分野で独自の存在感を放つ多彩な7人が参加――。冒頭に写真家・川島小鳥が本書に併せて選んだ初公開作品を収録。巻末に、武田砂鉄vs最果タヒの特別対談も収録! 各自が「完全主観」の平成を語ることによって時代の空気に迫った、現代社会文化論。⇒2021/03/23
スプリント
17
この手の本はやっつけ感が全面にでてしまっているものが多いですが、本書はいろいろ凝っています。 ごった煮感がすごいですが、それがうまく味につながっている感じです。 原稿料は枚数準拠なんだろうか・・・。みうらじゅん・・・。2019/07/07