出版社内容情報
二千年前に中国で生まれた複製技術、拓本。その正しい手順や保管方法などを詳しく解説し、新たな趣味として身につけるための入門書。〈紙と墨で写し取る複製芸術・拓本のすべてがわかる入門書〉
〈魚拓と拓本はちがう!? 拓本の正しい技術と知識を伝えます〉
二千年前に中国で生まれた複製技術、拓本。硬くて凹凸さえあれば、何でも実物大に写し取れるのが特徴で、中国の古い碑文、遺跡から出土した瓦や鏡などの拓本は、書道や考古学の研究に無くてはならない資料です。一方、歌碑や石仏を訪ね、歴史や文学を感じながら採拓をして楽しむ趣味の拓本があります。本書は、拓本の歴史や種類について簡単に紹介するとともに、正しい採拓の手順や準備、拓本を保管するための裏打ちの技法などを詳しく解説。拓本をまったく知らない人にもおすすめしたい入門書です。
藪田夏秋[ヤブタカシュウ]
著・文・その他
内容説明
拓本の基本が身につく充実のラインナップ。全国おすすめ採拓スポット、採拓許可書、ほかも掲載。
目次
第1章 身近なものから採拓しよう(葉っぱ;瓦)
第2章 野外での採拓(石碑;大きい石碑 ほか)
第3章 裏打のすすめ(なぜ裏打をするのか;裏打に必要な道具 ほか)
第4章 拓本の予備知識(なぜ拓本が生まれたのか;拓本の歴史 ほか)
第5章 拓本のある風景
著者等紹介
藪田夏秋[ヤブタカシュウ]
1939年、京都市生まれ。京都府立大学文学部国語学科卒業。歴史美術出版および表装・拓本取扱「綻芸舎」主人。日本拓本研究会、日本表装研究会主宰。1970年頃より表具の修業を始め、アートとしての表装を目指すとともに古い書画の修復を行う。その後、全国のカルチャーセンターなどで表具と拓本の指導を行いながら、後進の育成と拓本の普及に励んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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