アサヒビール所蔵資料でたどる近代日本のビール醸造史と産業遺産

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784473038906
  • NDC分類 588.54
  • Cコード C0021

出版社内容情報

アサヒビール所蔵の資料や建築を通じて日本の産業史が楽しく理解できます。身近なビールの中に織り込まれる日本の近現代史。

〈知られざる日本の近代化遺産?ビールの昔と今〉
〈身近な飲物・ビールの世界から近・現代の産業・風俗史を読み解く〉

アサヒビール(アサヒグループホールディングス株式会社)には、重要科学技術史資料に指定される大阪麦酒会社吹田村麦酒醸造所の建築図面や創業当時のビール製造機器、大日本麦酒時代の建築(大阪府・田工場ほか)、なつかしいビールのラベルやポスターなど、近代のビール産業を知る遺産として重要なものが残されています。本書はアサヒビール所蔵のビールに関する資料および建築を紹介し、それらを通じて日本のビール醸造史、日本の近代化の歴史を案内します。

【著者紹介】
京都華頂大学教授

内容説明

アサヒビール(アサヒグループホールディングス株式会社)には、重要科学技術史資料に指定される大阪麦酒会社吹田村醸造所建築の図面類や創業当時のビール製造機器、大日本麦酒時代の建築(大阪府・吹田工場ほか)など、近・現代のビール産業を知る上で貴重な遺産が残されています。本書はアサヒビール所蔵の産業・建築遺産を通じて、日本のビール醸造の歴史、そして近・現代日本の産業と生活文化の歩みを案内します。

目次

1章 大阪麦酒の時代―建築と産業遺産(大阪麦酒を創った人々;大阪府吹田村に創設計画 ほか)
2章 大日本麦酒の時代―建築と産業遺産(3社合併の実現と製びんの近代化―王冠の出現;アサヒビール吹田工場の麦芽貯蔵庫 ほか)
3章 朝日麦酒からアサヒビールへ―建築と産業遺産(山本爲三郎―朝日麦酒の初代社長;ビール需要の拡大 缶ビールの登場 ほか)
論考 近代日本のビール醸造史とアサヒビール所蔵の建築遺産(アサヒビール所蔵の建築遺産の意義;アサヒビールの工場建築その特徴と変遷 ほか)

著者等紹介

川島智生[カワシマトモオ]
1957年、広島県生まれ。京都工芸繊維大学博士後期課程修了。学術博士。京都大学建築社会システム工学研究室を経て、京都華頂大学教授。専門は日本近代建築史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あいちょ。

10
びあ検定受けた時に、この本が出てたらかなり違ったのに…。 勉強になりました。2014/04/17

ムカルナス

9
明治維新以降近代化を目指す日本のビール醸造史をアサヒビール吹田工場の建築をテーマに解説。日本の近代化の歴史として、それに伴う近代建築史として、また日本のビール史としても楽しめる本。日本でビールの国産化が始まった明治の頃に下面発酵のビールについては冷却装置によって発酵をコントロールし真夏でもビール醸造が可能となる画期的なビール醸造法がドイツで発明される。その技術をドイツから学んだ日本のビールは下面発酵のラガービールが主流となり、上面発酵ビール等の歴史がない日本は多様なビールが一般化しないのかもしれない。2022/06/10

あいちょ。

3
『人生で影響を受けた本100冊』登録。2020/03/19

みなみ

2
図面が美しい。残っていたのはたまたまらしいけど、現存していてよかった。明治の日本に当時最新鋭の設備をいきなり導入できたというのは、現代においても最新鋭のインフラをいきなり中国などで導入するという話があるわけで、歴史は繰り返すのですね。2017/03/19

勇03

2
図書館本。生田秀とかアサヒの吹田工場見学できいた&見た資料がビッシリ。工場見学後に読むと面白い。2014/05/10

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