出版社内容情報
茶席の花から、若い方もより楽しみが広がるよう、茶花のアレンジも提案します。
茶道を学ぶ方々の多くは、「花(茶花)」「花を入れる」ことは常に興味、勉強の対象になっています。花を入れていく時のポイントや花と花入とのバランスなど、一年を通じてヒントとなる内容にしてゆきたいと考えています。また、古今の会記から茶人たちが、茶事、茶会でどのような花、花入を好んできたのか探っていく項目や、カメラマン自ら山野を歩き、花本来の姿を紹介するなど、様々な視点から花を学びます。
目次
茶花の心得帖―七月の花あれこれ
季節の花を入れる(鳥足升麻 伊吹虎の尾 燕尾仙翁;半夏生 桧扇 金水引 蕎麦菜 撫子 矢筈芒;玉川杜鵑草 沙参 ほか)
茶会記に見る花、花入(後西天皇の花)
野の花を求めて(昼顔 岡虎の尾;蚊帳釣草 萩;紫陽花 秋海棠 ほか)
無法庵 昔語り
花紀行―短い夏に輝く植物
寄稿 花に寄せて・仙台市―茶会の想い出の花