著者等紹介
松島巌[マツシマイワオ]
富山ガラス造形研究所非常勤講師(1994~)、日本ガラス工芸学会、民族芸術学会所属。過去に岡山大学、多摩美術大学、東京芸術大学大学院で集中講義。岡山市在住。1946岡山市生まれ。1970岡山大学教育学部卒業。1975独学でコアガラスの研究を始める。1982独立して自宅に工房を開く。1996岡山市文化奨励賞受賞。2000岡山県文化奨励賞受賞。2004福武文化賞受賞。2006‐2008奈良法隆寺金堂の天蓋瓔珞補修のガラス玉を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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凛
13
息をつかせぬ間に彼の世界へ引きずり込まれる。"彼の"というよりこの世界?生命、自然、宇宙?圧倒的な景色を見た時に似ている。目をそらすことができずただ呆然とそれに包まれるだけ。紀元前16世紀のメソポタミアで始まったコアガラスというガラス製作法。紀元前1世紀ローマ時代に量産可能な吹きガラスが発明されてから消滅した技術。2000年以上前に滅び文献もなく指導者もなくわずかな遺品と破片からコアガラスの復元、というよりそれを踏襲しながらさらに超えた何かを創りあげた人の作品集。素晴らしい。心が透き通る。2014/06/22
abex
0
美しいの一言。写真集を眺めていると、宇宙、海、空、古代へと時間が流れていくよう。心に優しい風が入ってくる、お勧めの一冊。2011/07/04