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出版社内容情報
河合敦[カワイ アツシ]
著・文・その他
内容説明
安倍政権からペリー来航まで、日本の近現代史を「なぜ、どうしてそうなったの?」と因果関係でさかのぼる一冊。「なぜ日本は長期不況に陥ったのか?」「なぜ高度経済成長は終わったのか?」「なぜ日本はアメリカと戦争をしたのか?」「なぜ日本は開国したのか?」―今と密接に結びつく近現代を一気読み!大好評『日本史は逆から学べ』第2弾。
目次
第1章 安倍政権―高度経済成長期の終焉
第2章 高度経済成長期―終戦
第3章 太平洋戦争勃発―政党政治の終焉
第4章 政党政治の終焉―第1次護憲運動
第5章 日露戦争―自由民権運動の高まり
第6章 新政府への反発―開国
著者等紹介
河合敦[カワイアツシ]
1965年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。テレビ出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Chikara Tonaki
8
シリーズ第2弾。近現代史編で幕末から2016年(安倍政権下)まで。前作と違い、最近から始まったのでそこは評価できるのだけど、触れる時代が短くなった分ディテールが増えてしまい、逆から辿ると余計にわかり辛い印象が。興味深い試みだったけど、第3弾は遠慮します。2022/06/27
すきま風
8
中学では、江戸時代は長いからと中盤から幕末まではすっ飛ばされ、高校では幕末好きの先生が好きな所にみっちり時間を割くので 、やはり歴史の授業は最後まで終わらなかった。大人になり大河ドラマにハマるまで、歴史にはそんなに興味がなかったが、今は歴史を知る事が楽しい。遠すぎて想像すらできない弥生時代や飛鳥時代からよりも、近代から学んでいく方が、知らなければ行けない戦争の歴史や、先代の偉人達から学べる事はもっと多いのでは?と本作の斬新な構成になる程と思う。政治の話はいつの時代でも難しいけれど、幕末〜明治維新は面白い。2021/02/16
こうすけ
6
現代から幕末まで遡って歴史解説している本。遡っていくので歴史が断片的なものとしてでなく、脈々と繋がって今があることが理解できる。 近代社会は、戦争が多く悲惨な時代であった。しかしこれにより発展できたのも事実であり、現在がある。今の日本で70年程度戦争が起きていないのは、奇跡に近く、この時代に生きていることは幸せなことだと改めて思った。2019/03/03
totuboy
5
歴史を学ぶ意義の一つに、なぜ今のような状態になったのか、ということを起点にさかのぼって考えるということがある。突き詰めてしまえば、地球に人類が誕生したから、ということになるのだろうが、そこまでは言わなくとも、近代以降の歴史をわかりやすく読み解いていける。特に太平洋戦争のあたりについては、小中学校ではその背後の要因をあまり教えていないので、中学生がそのあたりの理解を深めるにはよい一冊だと思う。2021/08/17
Kei
5
歴史を逆から振り返るという考え方は面白い。日本における歴史の講義はすべて過去からであり、最も重要な近代史への学びが中途半端になっているのがよく解る。ページが許せば歴史のすべてを振り返るのは良いが、こと日本史に関して言えば、現代から徳川時代までを精緻に振り返ることがよいと感じた。 ☆☆☆☆2019/09/29