出版社内容情報
古美術鑑定家、エッセイストとして活躍する中島誠之助氏が、本業ともいうべきやきものの魅力を余すところなく語る一冊。「国宝物語」「伊万里の風景」「やきもの百科」「形と意匠」の四章構成で、それぞれ図版とともに、日本人が愛してきたやきものの成り立ちや人とのかかわり、鑑賞のポイントなどを紹介、読者をやきもの鑑賞の入り口にいざないます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
R
15
やきものの百科事典という感じで、国宝指定の名品から、各地の民藝を思わせる陶磁器さまざまを紹介した本でした。非常にコンパクトにまとまって、基本を丁寧に教えてくれるように思えた一冊でした。中島先生得意の伊万里焼についての項も大変充実していて、やきもの骨董を始めるにあたり読みたい一冊だと感じました。国宝や重文の素晴らしい茶碗の写真がカラーで堪能できるのも魅力です。2018/06/05
orihuzakawagon
2
図書館で借りました。前書きの「やきものの面白さくらいは知っていてほしく思われる。それは面白さだけで十分なので知識は必要ないのだ。」に甘えて、知識を増やすというよりは、こんなやきものもあるんだ、こんな逸話もあるんだと、カタログを眺めるような読み方で楽しみました。2014/10/04
みずさわゆうが
1
いろいろと有名な蒐集家の連載記事をまとめたもの。見開きに一話。国宝から様式、産地、意匠と分けている。いわゆるビジュアル全開のハウツー系と違って、写真は冒頭以外モノクロだが、話として纏まって知ることができる。敬体でかつ、「~べき・べからず」や体験談という押し付けがなく、心穏やかに読むことができる。面白いのは国宝の品の来歴。また、伊万里に関しては、著者紹介に古伊万里を世に広めた旨を書いているだけに一章を割いている。一方で首をかしげたのは、猿投山の山麓には千二百以上の窯がある、というくだり。「山麓」でいいのか?2026/09/22




