MARK ROTHKO

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  • サイズ B5判/ページ数 223p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784473035776
  • NDC分類 723.53
  • Cコード C0070

内容説明

マーク・ロスコ晩年の傑作「シーグラム壁画」シリーズ(1958‐59)は、当初ニューヨークの高級レストランのために制作されたが、ロスコが一方的に契約を破棄したため、作品群は散逸する。2008‐09年、全30点の現存が確認されているシーグラム壁画のうち、9点を所蔵するロンドンのテート・モダンと、7点を所蔵する川村記念美術館の共同企画により、シーグラム壁画に始まる、ロスコの晩年に焦点を当てた国際巡回展が実現し、制作から半世紀を経て壁画の半数にあたる15点が一堂に会す、歴史的な機会となった。この展覧会を記念して刊行される本書は、ロスコの代表作約100点を収録した、日本で初の本格的作品集である。また、生前のロスコを知る美術評論家へのインタヴュー、テート修復部による壁画の化学分析と内外の研究者による、評伝と論考、年表・参考文献など、最新情報を反映したロスコ論と資料を収録し、ロスコ芸術の全貌に迫る。

目次

SEAGRAM MURALS―シーグラム壁画1958‐1959(私にはロスコの声が聞こえる―ドリー・アシュトンとの対話(林寿美)
光の影―マーク・ロスコ晩年のシリーズ(アヒム・ボルヒャルト=ヒューム))
WORKS―作品1949‐1969(円熟期;シーグラム壁画;晩年)
BIOGRAPHY―ロスコ評伝(マーク・ロスコの生涯(村田真))
ESSAYS―ロスコ論集(「対幻想」としてのカラー・フィールド(加治屋健司)
保存修復から見たシーグラム壁画(レズリー・カーライル/ヤープ・ボーン/メアリ・バスティン/パトリシア・スミゼン)
絵画と空間―ロスコ・チャペルの経験)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

toshi

11
なんか分かんないけど惹かれる。なんだろ…?分かんないけど好き。2016/03/30

アマヤドリ

11
美術館で絵と対峙してからだの動きができた。彼のことばを読んでさらにもっと身体では表しづらいことについても考える機会になった。彼の絵は包み込み凍結する鏡の前の呼吸。http://chloe.petit.cc/banana/20090616211611.html2009/06/16

Romi@いつも心に太陽を!

9
来年のカレンダーはロスコーを購入。ということで早速チェック。彼の絵はまさに「対峙する世界」。見る人それぞれの意識と融和し心を満たす。いつまでも眺めていたい世界。川村記念美術館にもぜひ訪れてみたいです。2010/12/23

バナナフィッシュ。

7
佐倉市にあるDIC川村美術館。広い庭や散歩道が有名な美術館だが、レンブラントやブラックといった有名な画家の作品が展示されている。それにもちろん、このマーク・ロッソも。この画家に対し、美術館側は一室与えている。見てきた感想としては、包み込まれるような何とも不思議な感覚。ワインレッドとも赤茶色とも入れる微妙な色合いを見ているうちに、自然と気持ちが落ち着いてくるのだ。2016/08/07

メルセ・ひすい

3
ロシア生 現ラトヴィア 1903~1970年 ユダヤ人 10歳で米国へ  壁画が主体 晩年の傑作「シーグラム壁画」をはじめ、マーク・ロスコの代表作約100点を収録。インタヴューと評伝、テート保存修復チームによる最新の化学分析、評論家によるロスコ論なども収めた、ロスコ芸術の全貌に迫る本格的作品集。2010/01/01

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