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内容説明
マーク・ロスコ晩年の傑作「シーグラム壁画」シリーズ(1958‐59)は、当初ニューヨークの高級レストランのために制作されたが、ロスコが一方的に契約を破棄したため、作品群は散逸する。2008‐09年、全30点の現存が確認されているシーグラム壁画のうち、9点を所蔵するロンドンのテート・モダンと、7点を所蔵する川村記念美術館の共同企画により、シーグラム壁画に始まる、ロスコの晩年に焦点を当てた国際巡回展が実現し、制作から半世紀を経て壁画の半数にあたる15点が一堂に会す、歴史的な機会となった。この展覧会を記念して刊行される本書は、ロスコの代表作約100点を収録した、日本で初の本格的作品集である。また、生前のロスコを知る美術評論家へのインタヴュー、テート修復部による壁画の化学分析と内外の研究者による、評伝と論考、年表・参考文献など、最新情報を反映したロスコ論と資料を収録し、ロスコ芸術の全貌に迫る。
目次
SEAGRAM MURALS―シーグラム壁画1958‐1959(私にはロスコの声が聞こえる―ドリー・アシュトンとの対話(林寿美)
光の影―マーク・ロスコ晩年のシリーズ(アヒム・ボルヒャルト=ヒューム))
WORKS―作品1949‐1969(円熟期;シーグラム壁画;晩年)
BIOGRAPHY―ロスコ評伝(マーク・ロスコの生涯(村田真))
ESSAYS―ロスコ論集(「対幻想」としてのカラー・フィールド(加治屋健司)
保存修復から見たシーグラム壁画(レズリー・カーライル/ヤープ・ボーン/メアリ・バスティン/パトリシア・スミゼン)
絵画と空間―ロスコ・チャペルの経験)
感想・レビュー
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toshi
アマヤドリ
Romi@いつも心に太陽を!
バナナフィッシュ。
メルセ・ひすい