Aube―比較藝術学〈03〉

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784473035141
  • Cコード C1370

内容説明

第三号の特集は「まとう」。気鋭の執筆陣を迎えた、古代ギリシアの衣服、歌舞伎の衣装から、ヨーロッパにおけるクチュリエの誕生とその変容を経て、性差を超える現代ファッションやマネキンの世界へと時空を越え、「まとう」という本質的な身振りを通して、社会や時代の多彩なあり方が万華鏡のように映し出されている。

目次

特集「まとう」(まとうこと―古代ギリシアの女性の衣服を中心に;伝統芸能の衣装―歌舞伎・「まとう」は役者の自己主張 ほか)
特別寄稿(真のイメージ―ビザンティウムから西方までのキリストの顔;イタリア王国の「美術外交」―「美術」という制度の「輸出品」としての美術学校 ほか)
服を創る 文化を創る(スーパースターとしてのクチュリエ;ファッションという文化―展覧会の役割 ほか)
パリ・一九二〇年代・藤田嗣治―一九二〇年代パリの絵画技法の潮流とフジタ
連続公開セミナー報告16・レオナルドの時代のヴェロッキオ工房におけるペルジーノ―レオナルドの『受胎告知』を中心に

著者等紹介

芳賀徹[ハガトオル]
1931年山形市生まれ。東京大学卒業、同大学院修了。東京大学教授、プリンストン大学客員研究員、国際日本文化研究センター教授、京都造形芸術大学学長を経て、岡崎市美術博物館館長、京都造形芸術大学名誉学長(現職)。サントリー学藝賞、大佛次郎賞、フランス政府パルム・アカデミック・オフィシエ勲章、紫綬褒章、明治村賞、京都新聞文化学術賞

高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年東京生まれ。東京大学卒業、同大学大学院満期退学。東京大学教授、国立西洋美術館館長を経て、大原美術館館長、京都造形芸術大学大学院長、同比較藝術学研究センター所長(現職)。パリ第一大学名誉博士。藝術選奨文部大臣賞、フランス藝術文藝勲章コマンドール章、紫綬褒章、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章、イタリア功労勲章グランデ・ウフィチアーレ章、日本藝術院賞恩賜賞、文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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