出版社内容情報
ハーバード大学医学部准教授の著者(小児精神科医/脳神経科学者)による、”今よりもきっと楽に生きられる思考法”「リアプレイザル(Reappraisal)」の解説書。
本書で解説する「リアプレイザル(Reappraisal)」は、科学的根拠のある心理療法である「認知行動療法」の中の対処法の一つです。
それは「嫌な感情を覚えた際に、それをできるだけよい感情に変えていく」方法です。
不安・恐怖・緊張・焦燥など、さまざまな感情のコントロールに有効であることが多くの研究からわかっています。
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★「生きにくい」と感じている、すべての人へ
〇脳はなぜ不安や恐怖を感じるのか
〇感情に支配されないためにできること
〇「認知の歪み」の種類と対処法
〇自己肯定感を高める「内的評価」の育て方
ハーバード大学医学部准教授・脳神経科学者が科学的に解き明かす「脳」の仕組みと「感情」のメカニズム
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<本書の内容>
第1章 課題の発見
・なぜ脳は不安を感じるのか?
・不安の正体とは?
・ポジティブ/ネガティブ思考は生まれつき?
……etc.
第2章 解決の手法
・再評価とは――感情に支配されない自分を作る
・メタ認知と客観視
・「認知の歪み」の種類
……etc.
第3章 レジリエンスを育てるために
・誹謗中傷から心を守る「エンパシー」「昇華」「他愛」「ユーモア」
・自分ではコントロールできない状況での再評価――人間関係に悩んだら
・内的評価を育む――アスリートから学ぶ再評価
……etc.
第4章 メンタルヘルスが崩れたときに
・ストレス症状や心の病気のサインに気づくことの大切さ
・メンタルヘルスと「孤独」の関係について
・恐れや不安の裏返し?――怒りとメンタルヘルスの関係
……etc.
第5章 揺れ動く社会と再評価
・日常に潜む小さな攻撃――マイクロアグレッション
・「元気そうなのに詐病じゃないか」――メンタルヘルスへの無意識の偏見
・積極的に逃げてもいい――ガスライティングに気づく
……etc.
内容説明
「生きにくい」と感じている、すべての人へ。脳はなぜ不安や恐怖を感じるのか。感情に支配されないためにできること。「認知の歪み」の種類と対処法。自己肯定感を高める「内的評価」の育て方。ハーバード大学医学部准教授・脳神経科学者が解き明かす。「脳」の仕組みと「感情」のメカニズム。
目次
第1章 課題の発見(感情の脳神経科学;なぜ脳は不安を感じるのか? ほか)
第2章 解決の手法(再評価とは―感情に支配されない自分を作る;再評価の実践例―水をこぼした息子と一緒に ほか)
第3章 レジリエンスを育てるために(分断の中での再評価―コロナ禍の誤情報と戦う中で;誹謗中傷から心を守る「エンパシー」「昇華」「他愛」「ユーモア」 ほか)
第4章 メンタルヘルスが崩れたときに(ストレス症状や心の病気のサインに気づくことの大切さ;メンタルヘルスを良好に保つ―食事・運動・睡眠を軽視しない ほか)
第5章 揺れ動く社会と再評価(個々人を尊重すること―「同意」について;「自分の心と体は自分のもの」という考え方 ほか)
著者等紹介
内田舞[ウチダマイ]
小児精神科医、ハーバード大学医学部准教授、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長。アメリカ・ボストン在住。神奈川県横浜市出身。幼少期を日本、アメリカ、スイスで過ごす。2007年、北海道大学医学部医学科卒。在学中にアメリカ医師国家試験に合格し、研修医として採用される。日本の医学部卒業者としては史上最年少の米国臨床医に。2011年、イェール大学精神科研修修了。2013年、ハーバード大学マサチューセッツ総合病院小児精神科研修修了。うつ病、躁うつ病、ADHDなど子どもの精神疾患の診療に携わりながら、研修医、医学生、小児科医、小児精神科医への指導を担う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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