目次
能の世界へようこそ
能のしくみ まずは一番観てみよう―松風 完全詳解
知って納得 開演前の楽屋
能の主役脇役
能役者が教えるここが観どころ、オススメ能二十曲
能の基礎知識
著者等紹介
味方玄[ミカタシズカ]
能役者。能楽・観世流シテ方。1966年10月8日、京都に観世流シテ方・味方健の長男として生まれる。弟は観世流シテ方・味方團(まどか)。71年『鞍馬天狗・花見』で初舞台、78年『猩々』で初シテ。86年、観世流シテ方・片山九郎右衛門(人間国宝)に内弟子入門し、91年に独立。92年の独立披露能では『石橋』を演じる。国内での演能活動にとどまらず、海外での公演やテレビでの能楽紹介なども行っている。2001年3月、京都市芸術新人賞(平成12年度)を受賞。04年1月、京都府文化賞奨励賞を受賞。青嶂会を主宰し仕舞と謡を指導。NHK文化センター、同志社女子大学能楽部にても指導を行う。また、より自由に自らの舞台世界を創出するため、能舞台、ホール、座敷などの空間を最大限に生かし能を見せる「テアトル・ノウ」を、1996年より企画・公演する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みそぎ たまえ
1
現在、日本でもっともチケットが取りにくい能楽師シテ方のひとり、味方玄氏の能楽解説書。話し上手として知られる氏は、能楽の普及のため、講演活動 普及活動に尽力されており素人にもわかりやすい解説は定評がある。 能を鑑賞する際、演劇としてみる、謡や囃子を音楽として聴く、古典文学として読む、装束や能面をみる、などさまざまな切り口があるが、当書籍はこれらの切り口を満遍なく網羅しており、さまざまな解説書がある中で最ももわかりやすい書籍のひとつだろう。 随所に盛り込まれる味方玄氏のコラムは、味方ファン必読。2022/01/19
はる
0
能書籍の中では買いな一冊だと思います。分かりやすい文体で内容が濃く面白い。また写真も美しく、普通観客は見られない場所なども掲載されています。能を知るほど何度も取り出して読みたくなる本です。2013/01/12