内容説明
使い手の意を匠み、そして技を重ねる。塗師・中村宗哲家歴代の珠玉の作品集成。中村宗哲家十二代の名品180点を網羅。不易の美「利休形」と、時流の美「好み」の意匠に込められた「物語」とともに再見する、茶の湯の「塗物」の決定版。
目次
日本人と漆(天のめぐみ;棗(なつめ)
不易の美―利休形
時流の美―好み)
ミャンマーの漆工(南方の漆器キンマ)
中村宗哲家歴代の作品
著者等紹介
中村宗哲[ナカムラソウテツ]
1932年、京都に生まれる。千家十職・塗師十一代中村宗哲の長女。本名は中村弘子。1955年、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)卒。日展、朝日新人展、各種グループ展出品。塗師宗哲後嗣として伝承資料、技術、意匠の研修に従事。1986年、十二代宗哲を襲名。千家職家として家元へ出仕。「哲公房」主宰。1993年、京都府文化功労賞受賞。2000年、京都市文化功労者表彰
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