出版社内容情報
ライバル校のミステリ研究会と交流試合を行うことになったＢＩＳ（美心国際学園）ビブリオバトル部。しかしミステリ研会長の早乙女寿美歌（さおとめ・すみか）は圧倒的なプレゼン力と膨大なミステリの知識を持つ強敵で、周囲は振り回されるばかり。両校のビブリオバトル対決の行方は？ 寿美歌の個性的なキャラクターの陰に隠された素顔とは？ 空（そら）がコミケに初参加する番外編「空の夏休み」を収録した、シリーズ最新刊。
内容説明
ライバルの真鶴高校ミステリ研究会と交流試合を行なうことになった美心国際学園（ＢＩＳ）ビブリオバトル部。しかしミステリ研会長の早乙女寿美歌は圧倒的なプレゼン力と膨大なミステリの知識を持つ強敵で、周囲は振り回されるばかり。両校のビブリオバトル対決の行方は？寿美歌の個性的なキャラクターの陰に隠された素顔とは？空がコミケに初参加する番外編「空の夏休み」を併録。
著者等紹介
山本弘［ヤマモトヒロシ］
１９５６年京都府生まれ。７８年「スタンピード！」で第１回奇想天外ＳＦ新人賞佳作に入選。８７年、ゲーム創作集団「グループＳＮＥ」に参加し、作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。１１年、『去年はいい年になるだろう』で第４２回星雲賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nyanco
92
まず、冒頭の番外編「空の夏休み」、楽しかった！ミーナの願いでコミケの売り子に駆り出された空と銀ちゃん。夏休みのワクワク感が伝わってきます。コミケってオタクと腐女子ばっかりじゃないの…という世間の冷たい視線を払拭させたいという山本さんの想いが伝わってきます。コミケ後の打ち上げのおじさん達の様子と顧問・朝比奈先生の思い出話も楽しかったです。さて本編、今回は真鶴高校ミステリ研究会との交流試合となったため、紹介本がミステリーだけに特化。続→2016/04/01
紅葉
74
シリーズの３巻。今回のテーマは「ミステリー」もう読む前から期待度が上がり捲りです。そして「あぁ～そう来たか～！えぇ!?そんなラスト!!早く続きが読みた～い!!」とスッゴく面白かったです♪ミステリーがテーマだから知ってる本がたくさん出てくるのも嬉しい♪SFってあんまり得意じゃないけど昔よく読んでた新井素子さんの本が！私もあのスープは衝撃でした。このシリーズはホントに本好きには読みたい本が増え過ぎて危険だけど面白過ぎる魔本です♪最後の１文で続きが気になってしょうがないから早く出てくれる事を祈ります！2016/10/03
そうたそ
56
★★★★☆ BISビブリオバトルシリーズ三作目。続きが出るのが楽しみでたまらない大好きなシリーズ。本作は表題作と中編「空の夏休み」が収められる。「空の夏休み」は空がコミケに参戦する姿を描く番外編的作品だが、表題作との繋がりもあり。ビブリオバトル自体はあまり行われないが、読んでいてただただ楽しい逸品。表題作も今までの作品に比べると、ビブリオバトル的要素よりミステリっぽさの強い作品でまた違った面白さがある。ビブリオバトルについても、ミステリメインのものでミステリ好きとしては親近感がわく。2016/04/05
ゆかーん
55
ビルリオバトル部3巻目。今回はSFではなく、ミステリーがテーマです。ライバルの真鶴高校のミステリ研究会会長、寿美歌さんのプレゼン力に圧倒され続けるBISのメンバー。彼女の細かい細工に、後から後から驚きが滲み出てきます！また彼女の巧みな話術に、まんまとハマってしまうのですから、最後の最後まで気が抜けません！そんな彼女の策略を唯一見抜くのが輿水銀君。小柄で目立たなかった彼が、コスプレしたり、寿美歌さんの放つミステリーを説いたりと、類い稀なる力を発揮してくれます。彼が最後に放った一言が次巻を期待させます（笑）2016/11/13
ゆみねこ
52
何となく乗り切れず。一応読了。次出たら読むかは不明。2016/07/18
