出版社内容情報
西本願寺に生まれ、昭和3年に42歳で遷化した憂愁の歌人・九條武子の生涯。昭和63年に刊行され高い評価を得た伝記を、寂後75年を機に装いも新たに出版。
内容説明
西本願寺二十一世明如上人(大谷光尊)の次女として生を受け、知恵と慈愛と忍耐でその生命を燃やした九条武子。「また来ます」の言葉を遺し、四十二歳で浄土に旅立った武子の生涯が、装いも新たに今よみがえる。
目次
九条武子―その生涯とあしあと(おん同朋とともに;その生い立ち;学校教育;家庭教育;巡教の旅立ち;結婚そして別居;逆境に耐ゆ;旅・巡教と歌と;宗祖 親鸞への道;無憂華の国へ)
九条武子歌文拾遺集(短歌拾遺集;もう一つの「無憂華」;随想集;伝道の文)
著者等紹介
籠谷真智子[カゴタニマチコ]
1931年宮崎県に生まれる。京都女子大学文学部東洋史学科卒業。同大学勤務。京都女子大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。