出版社内容情報
日本でも人気の高い韓国のやきもの。近年、本格的な遺跡発掘・調査がすすみ、陶瓷史は新たな認識を加えつつある。従来の定説を修正しつつ、めざましい成果をあげた韓国陶瓷研究の第一線で活躍する研究者による集大成。
内容説明
本書は著者の真摯かつ円満な資質によって、過去の研究史に充分配慮しながら、研究の現況をのこりなく、しかも平明に伝えるもので、韓国陶磁の研究者愛好家の座右の書として、大いに役立つものである。
目次
１ 総論（韓国陶瓷通史；高麗・朝鮮陶瓷の時期区分論；韓国の陶瓷窯址）
２ 高麗陶瓷（高麗陶瓷の変遷；莞島海底引揚陶瓷の総合考察；十四世紀の干支銘象嵌青瓷 ほか）
３ 朝鮮陶瓷（朝鮮陶瓷の変遷；粉青瓷の消滅と白瓷の発達；分院の成立と変遷 ほか）
４ 付録（北朝鮮の陶瓷；韓国陶瓷窯址一覧；韓国陶瓷窯址地図 ほか）
