内容説明
三島由紀夫、今東光、鈴木大拙…。100余冊の編集日記によみがえる在りし日の異才たち。そこに生きた一出版人の心の軌跡。
目次
私の神田喜一郎博士
三島由紀夫の死と転生
鈴木大拙先生のこと・孤独
大仏次郎先生のこと
石黒宗麿という人格
勝平宗徹師の死
稀有なる存在 加藤唐九郎
川喜田半泥子の境涯
八木一夫の理想
小林太市郎博士の魂魄
保田与重郎の境涯
富士正晴は死せず
中村直勝博士の人間像
原田伴彦という巨大な存在
橋本峰雄師の生と真実
野間光辰博士の学究の姿勢
小山冨士夫の芸境の風雪
宇野三吾は原始古窯に還る
好女は「がたがた言ふな」と
学僧・塚本善隆博士のこと
谷口吉郎博士の稀有なる世界
深井晋司博士の学究の姿勢
東光は西方に消ゆ―回想の今東光
北大路魯山人―田螺に喰われた蓮