玉川大学教職専門シリーズ
道徳教育の本質と実践原理

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784472404436
  • NDC分類 375.35
  • Cコード C3037

出版社内容情報

道徳教育の本質的なあり方を、人間生活とのかかわりから分析。宗教的情操の育成に重要な生命への畏敬の念や豊かな体験の具体的指導方法についても述べる。教職科目のテキスト、現場の先生方に最適。

まえがき
一章 道徳教育の本質的な在り方を求めて  
 1 人間生活と道徳・宗教    
 2 我が国における道徳教育の歩み
  (1)修身科による国民道徳の育成  
  (2)修身科の廃止、教育勅語の排除失効と教育基本法  
  (3)全面主義の道徳教育 
  (4)「道徳の時間」の特設 
   主要参考文献

二章 道徳教育の全体的構想  
 1 道徳と教育 
  (1)文化の中核としての道徳
  (2)全教育活動の中で
 2 行為による行為への教育 
  (1)ヘルバルトをめぐって
  (2)知ることが善くするか
  (3)学習学校から教育学校へ
  (4)生成の過程に還元する
  (5)行為と知見 
 3 教材のうちに脈動している道徳的価値への着目 
  (1)教科の目標と道徳
  (2)教科と価値  
 4 道徳の時間の特質 
  (1)計画的・発展的な指導 
  (2)道徳的価値の内面的自覚
 5 学校・家庭・地域社会との連携と協働
  (1)学校・家庭・地域社会
  (2)共通理解と連携・協働
 6 道徳教育推進教師の役割
   おわりに
   主要参考文献 

三章 宗教的情操の涵養― ―生命に対する畏敬の念を基に  
  はじめに 
 1 心の意味とその作用
 2 宗教的情操の涵養とは
  (1)現代人と宗教
  (2)宗教的情操の涵養を求めて
 3 畏敬とは
 4 畏敬されるべき生命  
  (1)「生への畏敬」
  (2)日本の心 
  (3)生命の意味
 5 自己を見つめる
 〔参考〕道徳資料を読む 「夕焼け小焼け」
 6 どう育てるか
  (1)心にやすらぎと落ち着きをもたらす場を構成する
  (2)自己自身に導き入れる体験に培う 
  (3)感動的な文学・芸術との出会いを図る
  (4)自己を見つめる場を設定する――道徳の時間の充実
  (5)大人(教師)の感性を磨く  
   おわりに
   主要参考文献      

四章 体験に培う   
 1 心の作用を促す体験 
 2 豊かな体験事例  
 3 体験に根ざした学習を 

五章 道徳授業の展開――道徳的価値の内面的自覚を図る
 1 原点に還る 
 2 体験を基盤とした道徳授業 
 3 道徳的価値の内面的自覚を踏まえた指導過程
  (1)自己の道徳的体験を内省する段階
  (2)他者の道徳的体験を理解する段階
  (3)自己の主体的な行為へと促す段階
  (4)多様な、独創的な適用 
 4 沈黙の効果性  
 〔参考〕 道徳資料を読む 『花さき山』  
  (1)敬虔について
  (2)作品について
  (3)指導について
   参考資料抄

目次

1章 道徳教育の本質的な在り方を求めて
2章 道徳教育の全体的構想
3章 宗教的情操の涵養―生命に対する畏敬の念を基に
4章 体験に培う
5章 道徳授業の展開―道徳的価値の内面的自覚を図る
教育資料抄

著者等紹介

村田昇[ムラタノボル]
1926年、大津市生まれ。1951年、広島文理科大学教育学科卒業。滋賀大学教育学部教授、京都女子大学教授を歴任。滋賀大学名誉教授。教育哲学専攻。教育学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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