内容説明
生命倫理、環境倫理、情報倫理、脳神経倫理…。本書は、科学技術倫理の各領域・トピックの展開に焦点をあてた論集。特に最近話題になっている分野を選び、その概要を紹介しながら具体的に考察する。科学技術に関わるさまざまな倫理的問題を多面的に検討。今後に残された課題も指摘する、最前線の一冊。
目次
科学技術倫理学の展望(科学技術倫理学とは何か;科学技術倫理(学)の展開)
1 科学研究の倫理(科学の論理と倫理;研究倫理;臨床医学の倫理とその成立)
2 先端科学技術の倫理(生命技術の倫理―治療用クローン技術の倫理問題を中心に;脳神経倫理;ナノテクノロジーと倫理;農業倫理;情報倫理―情報技術とプライバシーの問題;環境保全と倫理)
著者等紹介
石原孝二[イシハラコウジ]
1967年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部准教授。科学技術哲学・科学技術倫理学、現象学専攻
河野哲也[コウノテツヤ]
1963年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了。立教大学文学部教授。哲学・倫理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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