出版社内容情報
栃木の古刹・龍江院にオランダ船リーフデ号の船尾像・エラスムス立像が眠っていた。像は、いつ、どこで作られ、どのような経緯で龍江院にもたらされたのか。その発見から1世紀近くを経た現在でも、未だ多くの謎は解明されないままである。本書は、最近明らかになったいくつかの新知見を携え、その謎に迫っていく。
【目次】
第一章 エラスムス立像の発見と継承 森良和
第二章 リーフデ号の大航海とエラスムス立像の日本伝来 森良和
第三章 三好想山が見た「化狄の木像」 森良和
【附論】リーフデ号の船首像?
第四章 江戸時代における牧野家の系譜 道山秀樹
コラム/牧野成里室松寿院 中田愛
第五章 エラスムスと貨狄様:時空を超えたグローバルな「未知との出会い」 芝崎厚士
【翻訳論文】エラスムス像とリーフデ(愛):グローバル・オブジェクトとしての「貨狄さま」の



