内容説明
ことばと絵を手がかりに、日本近代の文化を展望し、その特質を立体的にとらえる。
目次
時代とことば(古典解釈―声による伝授;古典研究―京極黄門と水戸黄門;能楽のことば;浄瑠璃のことば;江戸庶民のことば―式亭三馬が描き分けた人々のことば;江戸語から標準語へ―下町ことばと山の手ことば)
詩のことば(日常のことば、詩のことば;近代詩の成熟と改革;日本のモダニストたち;戦後詩の挑戦;現代詩の諸相)
江戸風狂の画家たち―昭乗・若冲・抱一(狩野派―唐獅子と鷹と;松花堂昭乗―雀・鶏への眼差し;伊藤若冲―生命への畏敬;酒井抱一―武士から絵師へ)
著者等紹介
兼築清恵[カネチクキヨエ]
玉川大学文学部助教授。1958年秩父市生まれ。早稲田大学大学院修了。専門は日本語学(音韻・アクセントなど)・日本演劇
高柳誠[タカヤナギマコト]
玉川大学文学部教授。1950年名古屋生まれ。同志社大学卒。専門は日本近・現代文学(主に近・現代詩)
矢部誠一郎[ヤベセイイチロウ]
玉川大学文学部教授。1941年東京生まれ。国学院大学大学院修了。専門は日本の芸術思想史(茶道史など)
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